【救急搬送から4日】両親が服用「向精神薬」とは…主演公演は代役が務める

【救急搬送から4日】両親が服用「向精神薬」とは…主演公演は代役が務める

【救急搬送から4日】両親が服用「向精神薬」とは…主演公演は代役が務める

歌舞伎俳優の市川猿之助さんの救急搬送から4日。明治座で行われている猿之助さんの主演公演は代役が務めています。一方、亡くなった両親の死因は向精神薬を服用したことによる中毒死とみられるといいます。向精神薬とはどのような薬なのでしょうか。

見るものを魅了し、心をつかむ「宙乗り」が代名詞の歌舞伎俳優、市川猿之助さん。救急搬送から4日がたちました。

千秋楽を日曜日に迎える、明治座で行われている猿之助さんの主演公演。19歳の市川團子さんが代役を務めています。

代役公演を見た人
「團子さんですね。本当に真摯(しんし)に表現なさっていてすばらしい、この短期間に」
「元々自分が主役だと、気迫を感じられるくらい、とてもすばらしいお芝居でした」

ただファンとしては…

代役公演を見た人
「やっぱり猿之助さんでも見たかった」
「猿之助さんに戻ってきてほしい」

先週木曜日、猿之助さんは都内の自宅地下で意識もうろうとした状態で見つかりました。病院に搬送されましたが、歩ける状態にまで回復し、退院したということです。

一方、ともに発見された猿之助さんの両親、市川段四郎さん(76)と母親(75)は死亡しました。

“歌舞伎界の名門”に何があったのか。捜査関係者によりますと、新たな事実が判明しました。

猿之助さんが「死んで生まれ変わろうと家族で話し合い、両親が睡眠薬を飲んだ」といった趣旨の話をしていたというのです。

司法解剖の結果、2人に特異な外傷はなく、死因は向精神薬を服用したことによる中毒死とみられるといいます。

向精神薬とはどのような薬なのでしょうか。

元埼玉県警科捜研 法科学研究センター 雨宮正欣 所長
「向精神薬とは体の中枢神経、主に脳に働くような薬で、うつ病の薬だったり睡眠薬だったりとか」

向精神薬は処方箋がないと入手することはできず、他人に譲渡することなどは法律で禁止されている薬。一度に大量に飲むことで、命を落とす可能性があるということです。

元埼玉県警科捜研 法科学研究センター 雨宮正欣 所長
「大量の向精神薬を飲むことが本当に可能だったのか。どなたかが補助して薬物を摂取した可能性も小さくないと思います」

猿之助さんは両親と暮らしており、2年前、特殊詐欺防止の広報大使に選ばれた時には、親を思う気持ちを語っていました。

市川猿之助さん 
「大事なのは親のことを心配して電話をかける、普段会う。人としての当たり前のこと、親を心配する、子供が親を守る、家族を守る」

自宅からは、猿之助さんの遺書とみられるものが見つかっていて、警視庁は当時の状況を詳しく調べるとともに、猿之助さんからも今後事情を聞く方針です。
(2023年5月22日放送「news every.」より)

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