【記者解説】日米首脳会談のポイントは… G7広島サミット

【記者解説】日米首脳会談のポイントは… G7広島サミット

【記者解説】日米首脳会談のポイントは… G7広島サミット

G7広島サミットをあすに控え、18日、岸田首相は各国の首脳と個別に会談を行っています。広島サミットの国際メディアセンターから、官邸キャップの平本記者、ワシントン支局長の山崎記者とともに有働キャスターが中継で伝えます。

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18日午後に行われた日米首脳会談のポイントを岸田首相やバイデン大統領の一番近くで取材をしている記者に聞きます。まずは、それぞれ、狙いをズバリお願いします。

政治部官邸キャップの平本さんは、岸田首相の狙いは「ジョー、力を貸してくれ」。そして、ワシントン支局長の山崎さんは、バイデン氏は「核の抑止力を強調」と。

平本官邸キャップ
「有働さん、G7首脳の中で岸田首相と一番ケミストリーがあう、相性のいいリーダーって誰だと思いますか?」

有働キャスター
「ワーキングディナーもともにしたイギリスのスナク首相でしょうか?」

平本官邸キャップ
「いろいろ見方はあると思いますが、岸田首相の首脳会談に多く同席している外務省幹部は、バイデン大統領だというんです。別の外務省幹部は、「バイデン大統領は『フミオ~』と会談で連発する。ボディータッチも多く本当に合う」と話しています」

有働キャスター
「そんな仲のいい間柄で、何に力を貸してほしいと?」

平本官邸キャップ
「政府関係者によりますと、日米首脳会談は『笑いあり、中身ありの会談だった』と話していました。別の官邸関係者は18日の会議で一番大きかったのは、『明日から始まるG7会議にむけた連携確認』だったと話しました。今回のサミットは広島選出の岸田首相にとっては自身のライフワークである『核なき世界』に向けた成果を出さなければならない超重要局面です。だからこそ岸田首相としては全体会議の前に、バイデン大統領に直接『頼む、力を貸してくれ』と頼むことが一番重要だったとみています」

有働キャスター
「そして山崎ワシントン支局長、『核の抑止力を強調』とは?」

山崎ワシントン支局長
「会談では、バイデン大統領が核兵器も含めた戦力で日本を防衛していく方針を伝えました。ロシアによる核兵器の威嚇が続く中、核の抑止力を強調した形です。バイデン大統領は明日、原爆資料館を訪問します。サリバン大統領補佐官は訪問について『歴史と、岸田氏への敬意を示すためだ』としていますが、発言する機会はありません。核軍縮と核抑止両立のために『核抑止』を強調したといえ、日本との温度差が出たといえます」

有働キャスター
「日本は力を貸して。アメリカはちょっと温度差がある。どうなるんでしょう?」

平本官邸キャップ
「広島サミットは岸田首相にとっては『賭け』の面もあります。うまくいけば『核なき世界』に向けての功績が残せる。一方、被爆者などからは『意義がある強いメッセージを出してほしい』という声があり、結果次第では『期待』が『失望』に変わるリスクもあると思います」
(2023年5月18日放送「news zero」より)

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