【“性被害・児童虐待”】カウアンさん…法律が「弱いなって」 立憲のヒアリングで
16日、立憲民主党の「性被害・児童虐待」のヒアリングに招かれたのは、未成年だったジャニーズJr.時代に「ジャニー喜多川さんから性被害を受けた」と告発したカウアン・オカモトさんと、橋田康(はしだ・やすし)さんです。
カウアン・オカモトさん
「今日は、このような機会を作っていただきありがとうございます」
橋田康さん
「13歳頃にそういう性的被害といいますか。合計2回ほどですが、自分にとってはすごく大きな大きなことでありました」
カウアン・オカモトさん
「いま、被害者の方々のほうが、声をあげたときに失うものが大きすぎるんですよね」
ジャニーズ事務所をめぐる問題でも、“子どもを守る法律”の課題が、明らかになりました。
こども家庭庁 担当者
「児童虐待防止法で『児童虐待とは保護者がその監護する児童について行う行為』ということで、お話をうかがう限りでは『ジャニー喜多川さんは保護者にはあたらない』と考えています」
カウアン・オカモトさん
「親以外が問われないというのは、すごく(法律が)弱いなって思いますよね。怖いし(子どもを)守れないなって思いますよね」
◇
14日、ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子社長は、公開した動画で「何よりまず被害を訴えられている方々に対して、深く深くおわび申し上げます」と謝罪しました。
しかし、カウアンさんらの告発内容については、文書で「問題がなかったとは一切思っていない」とした上で「当事者であるジャニー喜多川に確認できない中で、私どもの方から個別の告発内容について『事実』と認める、認めないと一言で言い切ることは容易ではなく…(ジャニーズ事務所の回答文書より)」と、性加害があったかについては明言しませんでした。
◇
こうした対応を、被害を訴える2人はどう感じたのか。
性被害を訴えるカウアン・オカモトさん
「ジュリーさんとは僕は(動画公開より前に)2時間ほどお話させていただいて、彼女の気持ちはひしひし伝わってきたので。ジャニーズ事務所代表として(動画に)出ていただいたことは、僕は感謝していますし、まず第一歩だなと」
性被害を訴える橋田康さん
「(ジャニーズ事務所の)文面のほうでは、事実が“ある”、“ない”の部分では濁していた部分がありましたけど、そのままにしておくと、これからどんどんズルズル…。その部分で話が長引いていってしまうんではないかな、と心配しています」
(2023年5月16日放送「news zero」より)
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