過労死トラック運転手『残業190時間の月も…勤務~勤務の間が1時間ない日も』遺族提訴(2023年5月11日)

過労死トラック運転手『残業190時間の月も…勤務~勤務の間が1時間ない日も』遺族提訴(2023年5月11日)

過労死トラック運転手『残業190時間の月も…勤務~勤務の間が1時間ない日も』遺族提訴(2023年5月11日)

過労死したトラック運転手の遺族が5400万円余りの損害賠償を求めて提訴しました。

 訴えによりますと、大阪府交野市に本社を置く運送会社でトラックの運転手として勤務していた男性(当時52)は、2019年に広島県内でトラックを運転中に心筋梗塞を発症して死亡しました。

 労基署の調査によりますと、死亡直前の半年間、1か月あたりの時間外労働は平均157時間以上で、190時間を超える月もあったということです。また、勤務の終了から次の勤務が始まるまでの間隔が8時間に満たない日が多く、短い場合は1時間もない日もあったということで、去年9月に労災認定が下りました。

 これを受けて、死亡した運転手の母親は「会社側が適度な休息時間を与えて健康を損なうことがないよう注意する義務を怠った」などとして、会社側に対して慰謝料など5400万円余りの賠償を求めて訴えを起こしました。

 (遺族のコメントを代読する代理人弁護士)
 「息子が仕事中に亡くなったという連絡を受けました。息子に先立たれるとは夢にも思っていませんでしたので、今もつらい気持ちでいっぱいです」

 会社側は「担当者が不在のためコメントできない」としています。

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