石垣が一瞬で崩れる様子が…兵庫・西宮市で避難指示 大雨の余波続く 京都・滋賀で商品届かない店舗も

石垣が一瞬で崩れる様子が…兵庫・西宮市で避難指示 大雨の余波続く 京都・滋賀で商品届かない店舗も

石垣が一瞬で崩れる様子が…兵庫・西宮市で避難指示 大雨の余波続く 京都・滋賀で商品届かない店舗も

 週末に降り続いた雨の影響で、兵庫県西宮市では10日になって周辺の住民に避難指示が出されました。また、滋賀や京都で食品が届かないコンビニエンスストアも出るなど、各地で影響が続いています。

 大雨が降り続いていた8日午前1時20分ごろ……。

 防犯カメラには石垣が一瞬にして崩れる様子が映っていました。

 門戸厄神として知られる兵庫県・西宮市にある東光寺の敷地の石垣が崩れ、道路や住宅に押し寄せました。

 被害にあった家の住人
 「真横で雷が落ちたと思って外を見たら、大惨事になっていた」

 西宮市は、石垣がさらに崩れるなどの被害が拡がる恐れがあるとして、10日午前10時に、5世帯12人を対象に避難指示を出しました。ケガ人はいないということです。

 いまも続く大雨の余波。

 京都市内にあるセブンイレブンの店舗では、商品が並ばずガラガラになっている棚や、お詫びの張り紙が…。

 おとといまでの大雨の影響で、弁当などの入荷が滞っていました。

 利用客
 「品揃えはすごく悪いですね。ここのセブンイレブンだけじゃなくて、他のセブンイレブンも結構モノがない」

 「セブンーイレブン・ジャパン」などによりますと、業務委託を受けている滋賀県・大津市の商品配送センターにつながる道路で土砂崩れが発生。

 トラックが通行できず、滋賀県全域の224店舗と、京都市内の約100店舗に配送が出来なくなっているということです。

 センターを運営する会社によると、現在、復旧作業をしていて、数日中には、通常の配送体制にほぼ戻る見込みだとしています。

 一方、大雨で堤防が決壊し、浸水被害が出た兵庫県伊丹市の天神川。

 この日午前、視察に訪れた兵庫県・斎藤元彦知事は、住民への補償について言及。その後の会見で、有識者を交えた検証委員会を立ち上げると発表しました。

 斎藤知事
 「温暖化の影響で、かつてないほどの降雨量が時期を問わず起きている。一方で河川の浚渫(工事)であったり、堆積している土砂や、堤防をしっかりしていく対策が大事なことでありますので、どのような対応をしていけばよいかを今回の事案を機に検証して対策を講じていきたい」

 また、今後、天神川にカメラを設置して、安全を確認することや、川底が土地よりも高い位置にある天井川について、堤防などの点検を、梅雨の時期までに緊急で行う方針も示しました。

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