【手作り解説】金メダルの平野歩夢選手。世界で、ただ一人成功させた超異次元技“トリプルコーク1440”とは…【サンデーモーニング】

【手作り解説】金メダルの平野歩夢選手。世界で、ただ一人成功させた超異次元技“トリプルコーク1440”とは…【サンデーモーニング】

【手作り解説】金メダルの平野歩夢選手。世界で、ただ一人成功させた超異次元技“トリプルコーク1440”とは…【サンデーモーニング】

スノーボード・ハーフパイプで金メダルに輝いた平野歩夢選手。鍵を握ったのは最高難度の「トリプルコーク1440(フォーティーン・フォーティ)」、実戦で成功させたことがあるのは、世界で平野選手ただ一人という超大技でした。

ハーフパイプは長さ220メートル、幅22メートル、高さ最大7.2メートルで、傾斜18℃の半円を滑りながら、5回から6回、トリックを行う競技です。ジャンプの高さは5~6メートルほどに達しますので、パイプの底から換算すると4階建てのビルくらいの高さ。着地に失敗すれば大けがにつながります。

平野歩夢選手も2017年、アメリカでの大会中に激しく転倒し、肝臓が内部破裂するなどの大けがをしました。治療した医師が「あと1センチずれていたら命を落としていたかもしれない」と話すなど、まさに命がけの競技でもあります。

今回、平野歩夢選手の金メダルの鍵となったのは、最高難度の超大技で、大けがのリスクもある「トリプルコーク1440」。この技がどういうものか、詳しく説明します。まずジャンプには、縦回転と横回転、そして斜めの軸で縦に回転するコークスクリューがあります。コークスクリューは栓抜きのことで、らせん状になっていることからこの技の名前が付けられました。トリプルコークは3回コークスクリューをすることです。そして、後ろの数字は技の合計回転度を示しています。1440なら360×4ということで、合計で4回転するという意味になります。つまり、4回転のうち3回が斜め縦軸の回転で、横にも1回転するトリックがトリプルコーク1440になります。公式戦で成功させているのは、平野選手ただ一人です。

この技を決めた上で、その他のすべてのトリックを成功させて最後まで滑りきったのは、この北京大会が初めてのことでした。

技の難易度はオリンピックごとに上がっています。トリノ大会までは横回転が主流でしたが、スノーボード界のレジェンド、ショーン・ホワイト選手が先駆者となり、縦回転を進化させていきました。2010年のバンクーバー大会で、ホワイト選手は斜め縦軸2回転・横1回転のダブルコーク1080(テン・エイティ)の連続技を成功させます。その後、14年ソチ大会では横に1回転増やしたダブルコーク1440が、18年の平昌大会ではその技を連続で成功させることが金メダルの鍵を握るトリックになります。

トリプルコークは、現在のハーフパイプで飛べる限界とも言われていて、平野選手が成功させたことで、まさにハーフパイプに新たな到達点が刻まれたことになります。

(「サンデーモーニング」2022年2月13日放送より)
(13日11:55)

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