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米 ロシアの侵攻「五輪中にも」、緊張高まるウクライナ国境検問所
アメリカ政府が、オリンピック期間中にもロシアによるウクライナへの侵攻がありうるとの見方を示す中、緊張が高まる国境近くのウクライナ側の検問所を取材しました。
記者
「こちらはウクライナ側の最後のゲートで、500メートル先からベラルーシの領域になります」
こちらの検問所では、毎日、民間人ら1000人以上の出入りがありますが、国境付近での緊張が高まるとともに、出入りは減少傾向にあるということです。
(Q.ベラルーシによく行きますか?)
ベラルーシに親戚がいる人
「1週間に2回です。緊張緩和を期待しています」
ウクライナ国境警備隊の報道官
「国境警備隊は戦う準備ができています。私たちは強い覚悟をもっています」
ロシア軍はベラルーシ軍とともに10日から大規模な演習を開始。これに対抗して、ウクライナ政府軍も連日、軍事演習を行っていているほか、国境警備隊が増兵して警備を強化しています。
懸念が高まるロシアによるウクライナ侵攻について、こんな見方も。
アメリカ サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)
「情報機関の分析の詳細には触れないが、はっきり申し上げる。侵攻は北京五輪期間中にもありうる」
アメリカはロシアによる攻撃の抑止のためポーランドに軍を派遣していますが、ロイター通信によりますと、新たに3000人規模の部隊の派兵を決めました。
事態打開に向けては、アメリカとロシアの軍の制服組トップが電話会談したと米ロ双方のメディアが報道。「安全保障に関連するいくつかの事項について話し合った」としています。
また、アメリカのバイデン大統領が現地時間の12日午前に、フランスのマクロン大統領も日本時間きょう夜にも、ロシアのプーチン大統領と電話会談を行う予定のほか、アメリカとイギリスの外相もこの問題について協議するとしています。
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(12日19:08)
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