大阪・生野区の廃校跡地に外国人も通える複合施設 テーマは「多文化共生」約60か国の外国人が生活

大阪・生野区の廃校跡地に外国人も通える複合施設 テーマは「多文化共生」約60か国の外国人が生活

大阪・生野区の廃校跡地に外国人も通える複合施設 テーマは「多文化共生」約60か国の外国人が生活

 大阪市生野区の廃校になった小学校の跡に、新しい施設がオープンしました。テーマは「多文化共生」。この施設の狙いはーー。(取材・報告=有吉優海記者)

 3日、大阪市生野区の御幸森小学校の跡地にオープンしたのは飲食店などが入る複合施設「いくのコーライブズパーク」です。生野区の住民は約5人に1人が外国人で、60か国近い外国人が生活する“多国籍”な町です。

 有吉記者「韓国、ベトナム、スリランカなど様々な国の文化が廃校になった小学校に集まっています」

 図書室だった場所を覗いてみると…。「カレー食べてる!」

 ネパール出身の女性が作っていたのは、ネパールカレーです。言語や文化の違いから孤立しやすい外国人も気軽に通い、国籍や年齢を問わずコミュニケーションが生まれる場所になることを目指しています。

 保健室は喫茶店に。教室は子どもを連れた親がいつでも来られる広場に。まちづくりを手掛ける企業と地元のNPOが共同で運営し、区が支援します。

 筋原章博・生野区長「異なったままで、和やかにともに生きる『異和共生』のまちづくりを生野区が日本を先導するモデル都市となっていく」

 全国的に少子化が進み、廃校跡地の活用が課題となる中、外国人住民も取り込んだまちづくりのモデルケースになるかもしれません。

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