【長井健司さん】ミャンマー“最後の映像”公開 カメラが遺族の元へ #shorts
2007年にミャンマーで反政府デモを取材中に銃撃されて亡くなったジャーナリスト・長井健司さんが最後まで手にしていたとみられるカメラが、遺族の元に返され、当時撮影していた映像が公開されました。
公開された映像にはミャンマーの最大都市ヤンゴンに大勢の僧侶や市民が集まり、軍事政権に対して抗議の声をあげる様子がおさめられています。
長井健司さん「ただいま軍が到着しました。あそこにいるのは軍、重装備した軍隊だと思います」
映像では治安部隊が次々とトラックで乗り付けているのが確認できます。この直後に治安部隊がデモ参加者に向けて発砲し、長井さんも銃撃を受けて亡くなりました。
長井さんが手にしていたカメラは長い間、行方が分からなくなっていましたが、ミャンマーのメディアが入手し、26日に長井さんの遺族に手渡されました。
長井さんの遺族「これまでカメラについて情報すらない状況でしたので、大変な驚きと喜びです」
遺族は今後、映像のデータなどを詳しく調査し、長井さんが亡くなった経緯を究明したいとしています。
(2023年4月27日放送)
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