【韓国警察】“覚醒剤を国内に流通”フィリピン収容所のグループ摘発
韓国警察は、覚醒剤を国内に流通させたとして、フィリピンの収容所に収監されている韓国人の男をトップとするグループを摘発したと、19日、発表しました。男は収容所内でSNSを利用し、「高額アルバイト」をうたって共犯を募集していました。
韓国警察によりますと、フィリピンのビクタン収容所に収監されている韓国人の男は、去年5月から覚醒剤3.5キロ、末端価格およそ12億円分を韓国国内に流通させた疑いが持たれています。
男は収容所内に携帯電話の持ち込みが可能なことを悪用して、SNSなどに「高額アルバイト」をうたった広告を掲載し、韓国国内での密売担当者を募集していました。密売担当者の自首や逃走を防ぐため、個人情報や保証金を事前に預かっていたということです。
韓国警察は一連の事件で合わせて58人を検挙し、収容所にいる韓国人の男の強制送還を求めています。
ビクタン収容所には、日本で連続した強盗事件の指示役「ルフィ」の疑いがある4人が今年2月まで収監されていて、特殊詐欺などを繰り返していたとみられています。
(2023年4月20日放送)
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