子どもを叩きそうになったことがありますか?「娘が大好きなのに虐待しかけた」マンガに“共感の声”も【news23】|TBS NEWS DIG

子どもを叩きそうになったことがありますか?「娘が大好きなのに虐待しかけた」マンガに“共感の声”も【news23】|TBS NEWS DIG

子どもを叩きそうになったことがありますか?「娘が大好きなのに虐待しかけた」マンガに“共感の声”も【news23】|TBS NEWS DIG

“きちんと育ててあげたい”「しつけ」から虐待に至ってしまった母親が当時の経験を語りました。「娘が大好きなのに虐待しかけた」マンガの作者に“共感の声”も集まっています。

■分かっているのに…大好きなのに…「虐待しかけた母の実体験」

『上の子優先!? イライラ止まらず虐待しかけた話』

私・ちり(30代)、夫・くろすけ(30代)、長女・うー(当時3歳)、次女・とん(当時0歳)。“とん”が産まれてしばらく、“うー”はわたしを独占したがった。

「“うー”のことだっこして!あかちゃんおいてー」

周りから「上の子優先」という言葉をこれでもかというくらい聞いていたので、なるべく“うー”のことを優先して過ごしていた。
2か月ほど経ち、少しは落ち着いて来たかと思った時。ある強いこだわりが出てきた。

「ママが座ってトントンして」

日中たくさん我慢をしているだろうと、寝る前の「座ってトントン」を心がけた。なかなか眠らない夜も。“とん”が泣き叫んでいても…

しかし産後で体はまだ回復しきっておらず、夜中の授乳も頻回であったため、この「座ってトントン」の時間がしんどかった。

ーーママ横になってもいいかな?

「だめぇ!すわってとんとん!」
ーーわかったよ…ママも眠いよぉ…

そしてある晩、溜まっていたものが爆発してしまった。

「すわってとんとんっ!!!」
ーーうん…でもママすごく眠いんだ。もうたくさんトントンしたし、横になっていいかな?
「だめぇ! すわってとんとん!」
ーーああああああ、うるさい。
「あかちゃんうるさいっ!まま!とんとんしてっ!」
ーーなんでママじゃなきゃだめなの、パパだっていいじゃん。寝ながらトントンだっていいじゃん。わがままばっか言って、もう… 

「分かったよ! 座ってトントンすればいいんでしょ!」

ーー分かってる。こんなことしても、“うー”が寝ないこと。分かってる こんなことをしても 日頃頑張っている“うー”に、余計ストレスを与えてしまっていること…。分かってるのに…“うー”のこと大好きなのに…

眠気、疲れ、苛立ちでどうしようもなくなったわたしは、力が入ってしまう手を コントロールすることができなかった。

ーー座ってトントンしてるよ! これでいいんでしょ!?
「…うん…」

度々報道される虐待のニュースを見て、『かわいい我が子にありえない』『考えられない』。そう思っていた自分がまさかこんな事をしてしまう日が来るとは思ってもいなかった。

■「愛があっても、こう言うことが起きる」

作者ちりさん(30代)は、子育ての合間に2年前の体験を描いた。

ーー布団ドンドンした時、うーちゃんは痛がってなかったんですか?

ちりさん:
はい。痛がってなくて、はっとして強くどんどんするのを止められました。

ーー今回の体験を漫画にしようと思ったのはどうしてですか?
酷い親だと言われちゃうんじゃないかという思いが凄いあって、悩んだんですけど。でも同じような気持ちの人もいるのかなと思って、描くことに決めました。
 
読者のコメントは、普段の4倍。約100件に上った

 ちりさん:
『同じようなことをした』というコメントがたくさんあって、当時は私だけだと思っていたんですけど、でもそうじゃないんだと思ってちょっと気持ちが楽になりました。
 
ーー布団をドンドンした後はどう持ち直した?
その日は1回1人になって、気持ちを落ち着かせて、また戻って。
ずっとはできないんだよって言う事を言い続けていたら、“うー”がだんだん理解して夜は落ち着いてきました。虐待って子どもの事が嫌いで痛めつけてるものかと思ってたんですけど、でもすごい愛があっても、こういう事が起きるんだなと思って。
 
子どもを叩きそうになったことがありますか?聞いてみると…

7歳・3歳を育てる40代父親
「あります。叩いちゃいましたね。YouTubeずっと見てたりとかで、やめなさいよと言ってもやめなかったり、何回言っても言うこと聞かなかったり、ふてくされたりするとカチンときましたね」
 「仕事のこと考えてたり疲れてたり、そもそもイライラしてるのもあるんでしょうね。叩いた後ですごい反省しますけど」

8歳・4歳を育てる30代母親
「子どもが好きでやってる習い事で、『この時間までに準備をしてね』と伝えても準備してなくて。毎回毎回続くとすごくイライラして、叩くまではないけど、叩きたいって心の中で思って。ウっ!って。自分は今、旦那さんに話したりママ友に話せる状況があるからそういう(叩く)のはしてないけど、本当に一人だとそういう可能性はあるな」

■「体罰が必要な時は無い」虐待を踏みとどまる“根本的な考え方”とは

小川彩佳キャスター:
ここからは虐待に至ってしまった親の回復プログラムを開発し、虐待防止に取り組んでいらっしゃるMY TREE代表理事の森田ゆりさんとお伝えします。

山本恵里伽キャスター:
“子どもを叩きそうになったことがあるか”街で聞いてみたところ、他にもこういった声がありました。

2歳の子供を持つ男性(40代)
「おもちゃを…(https://newsdig.tbs.co.jp/list/article?id=jnn-20230415-6079315)

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