陸自ヘリ事故 3人の救助活動続く 岸田総理 2人死亡に「痛恨の極み」 沖縄・宮古島周辺|TBS NEWS DIG
陸上自衛隊のヘリコプターが沖縄県の宮古島周辺で消息を絶った事故で、きのう、隊員とみられる2人が救助され、死亡が確認されました。現場では、海中で確認されたほか3人の救助活動などが続けられています。現場から中継です。
海上での捜索活動の様子が確認できる、沖縄県池間島の沿岸からお伝えします。事故から10日がたったきのう、大きな進展がありました。
自衛隊は海上自衛隊のダイバーが特殊な方法で深海まで潜る「飽和潜水」を実施し、機体の一部と隊員とみられる5人の姿を発見しました。見つかった隊員5人のうち2人が救助されましたが、その後、死亡が確認されています。
現場周辺ではきょうも残る3人の救助や、行方が分からなくなっている5人の隊員の捜索が続けられていて、けさ早くから作業する隊員の姿がみられました。自衛隊は事故原因の究明のためにも、見つかった機体の一部について、引き揚げ方法を検討するとしています。
一方、岸田総理は隊員とみられる2人の死亡が確認されたことについて、けさ、このように述べました。
岸田総理
「懸命な救助活動を行ってきたものの、こうした報に接しましたことは痛恨の極みであります」
そのうえで、「10人の隊員が1日も早く、ご家族のもとに帰ることができるよう、全身全霊、全力を尽くし、あわせて事故原因の究明に努めてまいりたい」と強調しました。
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