カンボジアから日本に移送 25歳～55歳男19人を逮捕(2023年4月12日)
カンボジアを拠点としたグループによる特殊詐欺事件で、25歳から55歳の日本人の男19人が日本に移送され、逮捕されました。
岡本大樹容疑者（38）ら19人は、1月下旬、カンボジアから都内の60代女性に「有料サイトの未払いがある」などと嘘のメッセージを送り、電子マネー約25万円分をだまし取った疑いが持たれています。
警視庁は11日午後7時半ごろ、カンボジアから日本に向けて移送中の航空機内で、19人を詐欺容疑で逮捕しました。
警視庁によりますと、19人の大半は特殊詐欺グループの「かけ子」で、カンボジア南部の都市・シアヌークビルのホテルなどを拠点にしていました。
ホテルの部屋から64台のスマートフォンやメモなどが押収されていて、19人は去年4月から今年1月にかけて、少なくとも75件の特殊詐欺を行っていたとみられています。
警視庁などによりますと、岡本容疑者は、グループ内で中心的な役割を担っていたとみられていて、過去に別の特殊詐欺事件で逮捕状が出ています。
19人のなかには暴力団関係者が含まれているとみられ、警視庁は今後、金の流れなどについて詳しく調べる方針です。
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