【特殊詐欺】またも“東南アジア拠点”…カンボジアのホテルで“特殊詐欺” 日本人19人に逮捕状

【特殊詐欺】またも“東南アジア拠点”…カンボジアのホテルで“特殊詐欺” 日本人19人に逮捕状

【特殊詐欺】またも“東南アジア拠点”…カンボジアのホテルで“特殊詐欺” 日本人19人に逮捕状

近年、相次ぐ東南アジアを拠点にした特殊詐欺事件。今度はカンボジアのリゾートホテルを拠点に、特殊詐欺を行っていたとみられる日本人19人に対し、警視庁が逮捕状を取ったことがわかりました。

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19人の男らが拠点にしていたのは、カンボジア南部の都市、シアヌークビル。首都プノンペンから、200キロほど離れたリゾートのビーチロード沿いにあるホテルです。

海に面したこのリゾートホテルを拠点に、特殊詐欺を行っていたとみられる日本人19人に対し、警視庁が逮捕状を取ったことがわかりました。

日本時間7日午後10時半ごろ、ホテルの中に入ると、複数の部屋に入室禁止のはり紙がありました。捜査関係者によると、日本人19人は、ここで都内の女性にウソの電話をするなどして、電子マネー約25万円分をだまし取った疑いがもたれています。

19人はどんな様子だったのか、彼らを見たというホテルの従業員に話を聞くことができました。

ホテルの従業員
「普通のお客さんと同じような感じでした。食事に出かけたり、他のお客さんと同じように行動していました」
「気になる点もなくて、おかしいところもなかったです。買い物から帰ってきたら『ハロー』とか挨拶していた」

観光客に見えたという特殊詐欺グループの一団ですが、ホテルの部屋からは、複数のパソコンや大量の携帯電話、詐欺の手口が書かれたマニュアルが見つかったといいます。

拠点にしていたリゾートホテルは、1泊の値段が日本円で1万2000円ほどで、外国人にとっては「お手頃」で人気のホテルだといいます。

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近年、相次ぐ東南アジアを拠点にした特殊詐欺事件。2019年、タイでは特殊詐欺グループの日本人18人が摘発され、同じ年、フィリピンでも日本人36人が拘束されました。そして“ルフィ”の疑いもある男4人が幹部を務める特殊詐欺グループの拠点もフィリピンでした。

なぜ、東南アジアを拠点にするのか…。

元大阪府警刑事 中島正純氏
「国自体が発展していないという国が多いので、公務員・警察であっても、お金で、賄賂でなんとかなるという部分もある」
「時差もほとんどない。犯罪グループも日本と時差がない方がやりやすい」

カンボジアを拠点とした今回の事件。警視庁は近く捜査員ら50人以上を派遣し、日本に移送して逮捕する方針です。

(2023年4月7日放送「news zero」より)

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