【中継】カンボジア拠点“特殊詐欺” 19人は1月から監視下だった
カンボジアにいる日本人19人のグループが現地のホテルを拠点にして日本での特殊詐欺に関わったとして警視庁が逮捕状を取ったことがわかりました。警視庁は近く19人の身柄を日本に移送し、逮捕する方針です。19人が拠点としていたホテルの前から平山記者が最新情報を中継で伝えます。
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19人が拠点にしていたホテルのすぐ前にはビーチが広がっています。付近には、いくつもホテルなどが建ち並んでいます。街の中心部では、中国資本による大規模なリゾート開発が進む一方で、中国人による特殊詐欺など組織犯罪もまん延しています。今回の19人もそうですが、当局による取り締まりが十分ではないことが、犯罪組織を呼び込みやすい状況につながって来たとも指摘されています。
今回、カンボジア当局がホテルを捜索したきっかけは、今年1月、「日本人グループがシアヌークビルのホテルで、架空請求の詐欺をやっている」という情報が、現地の日本大使館に寄せられたことでした。
大使館からの連絡を受けたカンボジア当局は、今年1月下旬にホテルを捜索し19人を取り調べましたが、合法的な滞在だとして、すぐに逮捕とはなりませんでした。
しかし、その後もカンボジア当局は19人を監視下において捜査を続け、日本の警察当局に証拠品を引き渡したり、身柄引き渡しの調整を続けたりしてきました。
19人は現在、プノンペンの警察施設に身柄があるということで、近く日本に移送されます。
(2023年4月8日放送)
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