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【イルカ】約30頭打ち上げ サーファーらが懸命の救出活動 千葉県
3日の朝、東京オリンピックでサーフィンの会場にもなった千葉県の海岸にイルカが打ち上げられているのが見つかりました。その数およそ30頭。サーファーらが懸命の救出活動を行いました。
◇
3日の朝、千葉県の海岸に人々が集まっていました。一生懸命、沖の方へと引っ張っているのはイルカです。波間にはいくつもの背びれが見え、砂浜には尾ひれを動かすイルカもいました。
記者
「住民の方でしょうか。一生懸命、海に戻そうと押しているように見えます」
朝から騒然としたのは千葉県一宮町の釣ヶ崎海岸です。町によると、イルカが海岸およそ1キロにわたり打ち上げられました。その数、32頭です。そのうち3頭が死んでいて、沖に帰れず瀕死の状態のイルカもいるといいます。
一宮町といえば、東京五輪のサーフィン競技会場にもなった“サーファーの聖地”です。
記者
「サーファーの方が集まって、イルカの救出活動を行っています」
およそ30人のサーファーが必死にイルカを助けていました。しかし、波が高く、イルカが海岸に押し戻されていました。
救助するサーファー
「かなり衰弱しちゃってますね。かわいそうだけど、何回も戻ってきちゃうから」
見ていた人に話を聞いていると…
「あ~、どうしよ。なんかできないかね。ウエットスーツに着替えちゃおうかな」
この人もまた、実はサーファーで、いてもたってもいられず、ウエットスーツに着替えて海に飛び込みました。
救助するサーファー
「(救助を)ねばったほうがいいでしょ。これ、やろうよ」
力を合わせて沖の方へ動かしました。
近くに住む人
「サーファーの方が一生懸命努力していただいて…」
実はここでは17年前の2006年にも、およそ70頭のイルカが打ち上げられていました。なぜ、また同じ現象が起きたのでしょうか。
東京海洋大学鯨類学研究室 中村玄助教
「彼らは音を使って周囲の様子を把握するんですけど、例えば岩とかだとちゃんと跳ね返ってくるんですけど、遠浅の砂だと、だんだん徐々に浅くなっていて、気づいたらもう戻れないくらい浅くなっているとか」
専門家は、海岸から遠い沖の方まで浅い場所が続く「遠浅」の地形により、イルカが方向感覚を失った可能性があると指摘します。2006年と同じカズハゴンドウという種類とみられ、群れを作る性質から、数十頭単位で打ち上げられたのではないかといいます。
死んだイルカについて、4日に国立科学博物館が1頭引き取り、解剖を行って死んだ原因などを調べる予定だということです。(2023年4月3日放送「news every.」より)
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