死亡した船頭の救命胴衣は『手動式』で“膨らんだ形跡なし” 「保津川下り」転覆事故(2023年3月31日)

死亡した船頭の救命胴衣は『手動式』で“膨らんだ形跡なし” 「保津川下り」転覆事故(2023年3月31日)

死亡した船頭の救命胴衣は『手動式』で“膨らんだ形跡なし” 「保津川下り」転覆事故(2023年3月31日)

京都の「保津川下り」で起きた船の転覆事故で、3月30日に遺体で見つかった船頭の救命胴衣が膨らんでいなかったことがわかりました。

 3月28日、京都の「保津川下り」で船が転覆し、船頭の田中三郎さん(51)と関雅有さん(40)の2人が死亡しました。警察によりますと、30日に事故現場の下流で遺体が見つかった関さんは手動式の救命胴衣を腰に巻きつけていましたが、膨らんだ形跡がなかったということです。乗客の約半数は自動で膨らむ救命胴衣を着けていました。

 (保津川遊船企業組合 豊田知八代表理事 3月30日)
 「もうすでに遅いとは思いますけれども、もし自動式だったら、という可能性は本当に思います」

 国の運輸安全委員会は31日も運航組合に立ち入り、事故の原因を調査しています。

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