【逮捕】“末期がん患者”らに無登録で株を売り80億円を…
「末期がん患者を救った男」とうたい、登録なしに株を売っていたとみられる会社社長ら2人が逮捕されました。社長らは末期がん患者と親族を狙い、およそ80億円を集めたとみられています。
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会社のホームページで自らを「末期がん患者を救った男」とうたっていた男が警視庁に逮捕されました。健康食品販売会社「ウィンメディックス」の社長、白木茂容疑者（45）です。元取締役の西昭洋容疑者（42）とともに、2021年に国の登録を受けずに、およそ2000人の株主に自社の株を売り出した疑いなどがもたれています。
2人が狙いをつけたのは“末期がんの患者”でした。
「私たちはヨウ素製剤でがん治療を変えてゆきます」とうたい、「飲めばがんに効果がある製品を開発する」として、病に苦しむ人たちの心理につけ込んだといいます。
そして、「1株1000円の株を95％オフの50円で提供する」、「開発できればより多くの配当が出る」などと、株で得た金でがんに効果のある飲料を開発できれば高い配当を得られるとうたい、講演会などで株主を集めたというのです。その多くが末期がん患者やその親族でした。
警視庁によりますと、2人は2017年から2022年までの間に株を売っておよそ80億円を集めたとみられています。このうち8億円以上が白木容疑者の手に渡ったとみられ、高級車の購入や遊びのカネに使われたということです。しかし、株を購入した1万5000人以上の株主に対しては、これまで配当は一切出ていないといいます。
調べに対し、白木容疑者は「株は売ったが勧誘はしていない」と容疑を一部否認、西容疑者は否認しているということです。
（2023年3月9日放送「news every.」より）
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