【事故】病院に車突っ込み女性2人死亡 遺族が胸の内語る 運転の71歳男は…

【事故】病院に車突っ込み女性2人死亡 遺族が胸の内語る 運転の71歳男は…

【事故】病院に車突っ込み女性2人死亡 遺族が胸の内語る 運転の71歳男は…

大阪市で病院に車が突っ込み女性2人が死亡した事故で逮捕された男が、「事故直前にくしゃみで意識が遠のいた」と話していることがわかりました。遺族は2日、「家族の幸せを奪った」と、つらい胸の内を語りました。

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3月1日に事故に巻き込まれ命を落とした口池邦子さん、75歳。夫と肩を並べ、穏やかな笑顔で写真に納まっていました。およそ50年連れ添ってきた夫・幸一さんが悲痛な胸の内を語りました。

口池さんの夫 幸一さん
「亭主をたてて自分は一生懸命サポートしてくれる。私には…、もったいなすぎるくらいの妻だった」

口池さんは6人の孫に恵まれていました。

口池さんの夫 幸一さん
「家の中の太陽ですね。(家族)13人の幸せを奪ったということを加害者には十分認識してほしいですね」

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3月1日に大阪市で病院の敷地に車が突っ込む事故が起きました。近くを通行していた口池邦子さん(75)と黒田シマ子さん(86)が巻き込まれ亡くなりました。2人は向かいの家に住む友人同士で、この日は入院中の黒田さんの息子の見舞いのため病院を訪れていました。口池さんは黒田さんをサポートするため付き添っていたということです。

口池さんの夫は現在、横浜で単身赴任中で、最後に顔を合わせたのは事故の3日前のことでした。

口池さんの夫 幸一さん
「お互いに健康に気をつけてって毎回別れるんですけどね。まさか、まさかって思います。家族旅行を家内が計画して、いく予定もありましたし」

事故で日常が奪われました。

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過失運転致死の疑いで逮捕されたのは呉昌樹容疑者、71歳です。事故現場の近くの防犯カメラには、呉容疑者が運転していたとみられる乗用車が逆走し、猛スピードで歩道に突っ込む様子が映っていました。逆走したとみられるおよそ60メートルの道路には、ブレーキをかけた跡が残っていなかったということです。

このとき何が起きたのか。警察の調べに呉容疑者は「事故直前にくしゃみをして意識が遠のいた。どうやって事故を起こしたかわからない」と供述しているというのです。

“くしゃみ”で意識を失うことはあるのでしょうか。専門家は…

富山県済生会富山病院・顧問 井上博医師
「くしゃみをするときに一瞬ぐっと息をこらえる。そうすると脳に行く血流が低下してしまう。結果的に血圧が非常に低くなって失神する」

ただ、くしゃみで意識を失う頻度は非常に低く、10秒を超えないことが多いということです。

一方、呉容疑者は「持病がある」と話しているといいます。警察は関連を調べるとともに、呉容疑者が何らかの原因で意識障害を起こした可能性もあるとみて、事故の原因などを慎重に調べています。
(2023年3月2日放送「news every.」より)

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