【中学校で教員“切りつけ”】17歳男子高校生を逮捕 「猫を殺したのは自分だ」
1日、埼玉県戸田市の中学校で男性教員が切りつけられた事件で、逮捕されたのは17歳の男子高校生だったことがわかりました。周辺では切断された猫の死骸が相次いで見つかっていましたが、「猫を殺したのは自分だ」と供述しているということです。
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事件発生から約40分後、埼玉・美笹中学校の校庭の中ほどには、避難のためかグラウンドに座り込んでいる大勢の生徒たちがいました。到着した捜査員は、続々と校舎の中へ入っていき、主に校舎の3階で鑑識を行う様子が見られました。その近くの教室の前には、さすまたのようなモノが立てかけてありました。
突如、校舎に侵入し、殺人未遂の疑いで現行犯逮捕されたのは、さいたま市に住む17歳の高校生の少年でした。一報を聞き、かけつけた保護者は。
娘を通わせている保護者
「(心配で)ちょっと様子を見に来た。まさか学校だとは思わないこんな事件が」
埼玉県・戸田市にある美笹中学校。事件が起きたのは午後0時半頃、期末テストが行われている最中のことでした。
教頭の通報
「ナイフを持った不審者がいる。 教員がけがをしている」
テスト中、静まりかえった校舎に、少年は刃物を持って侵入したといいます。最初に気づいたのは、そのケガをした60歳の男性教員でした。
捜査関係者によりますと、テストが行われている教室の後方で、教員は試験監督をしていたといいます。すると、刃物を持った少年が突然現れ、教室内に入ってこようとしたといいます。教員は少年ともみ合いになった際、複数箇所を切りつけられました。駆けつけた他の教員が少年をとり押さえたといいます。切りつけられた男性教員は重傷だということです。中学3年生は、短縮授業で一足早く帰っていたといいます。
中学3年生
「自分も刺されてたんじゃないかって不安…怖い。(校内にいた生徒は)怖かっただろうな…心配です」
少年は、調べに対し、無差別的な犯行動機をにおわせています。
少年(17)
「誰でもいいから人を殺したかった」
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実は、少年はある事件との関与も浮上しています。
娘を通わせる保護者
「最近ネコの死骸がその辺においてあったりとか。気持ち悪いし怖い」
先月、さいたま市ではネコの死骸が相次いで見つかっています。先月13日と16日、市内の公園でネコの前足と、顔の一部が欠けた死骸が見つかり、17日には小学校、26日には住宅の家庭菜園や路上など、5か所でネコの死骸が発見されていました。
警察は動物愛護法違反の疑いで捜査していましたが、少年はこう供述しているといいます。
少年(17)
「猫を殺したのは自分だ」
猫の死骸が見つかった場所と、今回事件があった学校は半径3.6キロ以内と狭い範囲で発生しています。近所の人は、不安な日々を送っていました。
近所の住民
「そういうこと(猫の事件)をする人って今度人間にそうするとか。それがすごい不安でした。早く捕まってほしいなと思っていた」
事件当時、学校の中にいた生徒たちは、午後3時ごろ教員に連れられ集団下校していきました。“命”を狙った、無差別的な犯行。警察は、今回の事件と猫の事件との関連について、調べる方針です。
(2023年3月1日放送「news every.」より)
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