【花粉】気温上昇で大量飛散 今年の症状に“ある特徴”…”花粉症手当”支給の会社も
東京などで2月中旬から本格化し始めた花粉の飛来。東京・有楽町の街の人は困り果てていました。
花粉症歴40年(50代)
「もう鼻もぐずぐずしてます。目もかゆいですね。もうほんとに憂鬱です」
花粉症歴20年(60代)
「花粉でかゆくなると息苦しくなる。今年は(症状でるのが)早いと思うよ」
花粉症歴10年(20代)
「26日が本当に一番症状がすごかったので、今年やばいなって」
都内のクリニックでは、花粉症の患者が、去年に比べ、およそ2倍に急増したといいます。
ながくら耳鼻咽喉科アレルギークリニック アレルギー専門医 永倉 仁史 院長
「もうかなりくしゃみ鼻づまりは強い?」
花粉症の患者
「そうですね、もうひどい。今年は…」
医師は、今年の症状に“ある特徴”があるといいます。
ながくら耳鼻咽喉科アレルギークリニック アレルギー専門医 永倉 仁史 院長
「今まで市販薬使っていた方が、今年はもう抑えきれないということで、症状強い方も急に増えてきています」
例年より早く、症状が悪化する患者が多いといいます。2人そろって花粉症という親子連れも…
花粉症の親子
「(娘は)去年ちょっと目をかゆがっていたんですけど、今年はもう、すごく腫れあがっちゃって」
コロナ禍の3年間は、外出を控える人が多かったものの、今年は外出頻度が高くなり、花粉症の症状も悪化しやすいといいいます。さらに、今週からより一層、つらい時期に…
気象予報士 木原 実
「これから暖かい日が多くなってきますので、今年はいきなりバっと大量に飛ぶ。西日本から関東にかけてはですね、一気に花粉のピークに突入していくと考えられます」
28日以降、関東から九州にかけ、4月並みの“春本番の暖かさ”に。28日は花芽が一気に開き、非常に多くのスギ花粉が飛ぶといいます。また今年は例年に比べ、花粉の量が多いというのです。外出が増える今年は、服につく花粉対策にも注意が必要です。
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“ワークマン女子”で注目される「ワークマン」では、“花粉が落ちやすい”というマークがついたズボンなど「花粉症の人」に向けた商品を展開。生地にポリエステルなどを使用しているため、花粉がつきにくく、はらいやすいのが特徴だといいます。
ワークマン 広報部 鈴木悠耶さん
「はくだけで対策ができるのは、大きなメリットになるのではないかと思って機能をつけました。販売数もかなり伸びています」
また永倉院長によりますと、花粉は顔にもつきやすく、肌荒れなど皮膚の炎症を引き起こす可能性もあるといいます。そのため外出先から帰ってきたら、まず洗顔。その後、十分な保湿をすることが重要だということです。
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企業向けの健康管理システムを開発する会社「ラフール」では、珍しい“手当”が支給されるといいます。花粉症に悩む社員が持っていたのは、ティッシュや目薬など。
花粉症に悩むラフール社員 大澤 直人さん
「重度の花粉症で(仕事の)生産性とかが低下しているということ危惧していて、目薬とかの現物も支給していただけるような制度になっています」
実は、ここの会社の社長が元々、重度の花粉症。症状によって、仕事の効率が下がることを防ぐために、“花粉症手当”として、1回につき上限5000円(何回でも支給)で、病院の診療費や処方箋代の支給などを行っているのです。
花粉症に悩むラフール社員 大澤 直人さん
「症状も緩和されるのでだいぶ助かってます。仕事にも影響なく、生産性高く仕事ができてるなと思います」
東京は28日、18℃まで上がる予想で非常に多くのスギ花粉が飛ぶおそれがあり、対策が必要です。
(2023年2月27日放送「news every.」より)
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