【女性遺体を自宅に遺棄】“別れ話のトラブル”か “電動のこぎり”を事前に購入か

【女性遺体を自宅に遺棄】“別れ話のトラブル”か “電動のこぎり”を事前に購入か

知人女性の遺体を自宅のベランダなどに遺棄したとして男が逮捕された事件で、2人の接点が分かってきました。2人は所属する団体を通じて知り合い、交際関係にあったとみられています。

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記者（静岡・沼津市、27日午前）
「土屋容疑者の自宅では、きょうも鑑識作業が行われています。車が置いてあったガレージを入念に調べているようです」

事件発覚から4日たった27日も、鑑識作業が入念に行われていました。黒い車が止まっていたガレージはブルーシートで覆われ、そこへ小走りで向かう捜査員の姿もありました。

妻と父親、子供2人の5人で暮らす家のベランダに切断された女性の遺体を遺棄したとして、土屋勇貴容疑者、31歳が逮捕されました。遺体となって見つかったのは会社員の伊藤亜佑美さん、33歳です。子供2人を育てるシングルマザーだったといいます。伊藤さんの遺体は複数に切断されていて、土屋容疑者は電動のこぎりを購入していたとみられることが、27日に新たに分かりました。

土屋容疑者を知る近所の人は、妻や子供とは仲むつまじい様子だった話します。

近所の人
「（土屋容疑者が）子供さんたちと遊んでいるところは見かけました」

近所の人
「休みの日はね、娘と息子と奥さんと4人で出掛けていく」

伊藤さんが住んでいたのは遺体が見つかった土屋容疑者の自宅から直線距離でおよそ100キロも離れた静岡県の磐田市です。ともに子供2人を育てる土屋容疑者と伊藤さんの間に何があったのでしょうか。関係者によりますと、2人は地域の発展に貢献する活動などを行う青年会議所の活動を通じて知り合ったとみられ、同じ委員会に所属していたということです。青年会議所の関係者は2人の関係について「よく飲み会に出席していた。去年一緒に活動していたが、2人はすごく仲がよかった」。

捜査関係者は、土屋容疑者と伊藤さんは交際関係にあり、別れ話のトラブルがあったとみています。

2人の接点が徐々に明らかになってきました。

伊藤さんの死因は鈍器のようなもので殴られたことによる外傷性くも膜下出血でした。さらに首を圧迫されたことによる窒息死の疑いもあるということです。土屋容疑者は伊藤さんの殺害についても認める供述をしていて、警察は殺人容疑も視野に捜査を進めています。
（2023年2月27日放送「news every.」より）

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