【解説】“休園”過去最多…2月3日は「節分」自宅で豆まきも 子どもの“誤えん”要注意 新型コロナウイルス

【解説】“休園”過去最多…2月3日は「節分」自宅で豆まきも 子どもの“誤えん”要注意 新型コロナウイルス

【解説】“休園”過去最多…2月3日は「節分」自宅で豆まきも 子どもの“誤えん”要注意 新型コロナウイルス

新型コロナウイルスの感染拡大で、保育園や子ども園の休園が過去最多となっています。自宅で過ごす子どもが増えている中、3日は「節分」です。豆まきをする人に注意してほしいことを、詳しく解説します。

■休園“過去最多” あす2月3日は「節分」お家で豆まきも…

1日、全国で確認された感染者は、火曜日としては初めて8万人を超え、過去最多となりました。都道府県別では、大阪で1万1881人など、12の府県で過去最多となりました。そして、2日も大阪府で1万人超えの見通しとなっていて、兵庫県では5914人と過去最多を更新しました。
また、小学生、未就学児の子どもたちの感染者が増えています。そのため、保育園などで休園せざるを得なくなるケースが急増しています。
厚生労働省によると、全面的に休園している保育園やこども園などは、先月27日時点で、全国で644か所にのぼっています。1週間前の327か所からおよそ2倍となり、2週続けて過去最多を更新しました。子どもたちの間で、いかに感染が急速に広がっているかがわかります。

子どもを預けられないと、親は仕事を休まなければならないので大変です。幼い子どもを育てる人はどう思っているのか、街では、次のような声が聞かれました。

幼稚園児の親
「やっぱり、学級ごとに閉鎖は、他の学年であったりはするので、持ちこたえてくれるといいな…と。年長さんとか、卒園の学年の子たちはお泊まりも遠足も全部なくなっちゃって、かわいそうだなと思います」

そして、あした2月3日は「節分」です。

小学生の親
「豆を買って、鬼のお面も買って、家でやると思います」

1歳児の親
「(子どもが)ボールが好きなので、ボールぼんぼんして一緒に遊んで、パパに鬼になってもらおうかと」

幼稚園児の親
「今年はもう豆は用意しているので、ようやく3歳で、自分で『鬼は外』が言えるようになっているので、家族で家の中で過ごそうかなと」

みなさん、自宅で過ごす子どものために、いろいろと考えているようです。

■5歳以下には豆「食べさせないで」なぜ…

ただ、豆まきの後に豆を食べるという家庭では、注意が必要です。消費者庁が次のような呼びかけをしています。
「もうすぐ節分。硬い豆やナッツ類は5歳以下の子どもには食べさせないで!」

2020年2月には、4歳の男の子が、島根県の保育施設で、節分の行事の最中に、豆を詰まらせて亡くなるという事故もありました。この時、どのようなかたちで詰まったのか、はっきりしたことはわかっていないのですが、消費者庁は注意喚起の動画を出しています。

動画のアニメーションでは、男の子が走っており、口の中にある豆がはずみで、のどの奥にひっかかる様子が映されています。口に豆が入っている状態で、走ったり、遊んだりすると、のどや気管に入ってしまうことがあるわけです。消費者庁は、5歳以下の子どもにはそもそも「硬い豆やナッツを食べさせないで」と強く呼びかけています。

なぜ5歳以下なのかというと、このくらいの小さい子どもは奥歯が生えそろっていないので、かみ砕く力や飲み込む力が十分ではありません。そのため、豆を詰まらせて窒息したり、小さなかけらが入り込んで肺炎や気管支炎を起こしたりするリスクがあるということです。

保護者はみなさん気をつけていると思いますが、今はおじいちゃんおばあちゃんに預けることもあるかと思うので、預ける時に「豆は食べさせないで」と一言、伝えることが大事です。

■豆以外も…子どもの“誤えん”注意する食べ物は
この話は節分の豆に限りません。厚労省によると、食品の誤嚥(ごえん)によって亡くなった14歳以下の子どもは、2019年までの6年間で80人いました。このうち、9割が5歳以下の子どもです。
原因となった食品は、乳児のミルクや牛乳も多いですが、ドーナツやあめなどのお菓子類が13人、リンゴやブドウなどの果物類が6人とさまざまなものが挙げられています。

硬いもの以外もあるということがわかりますが、具体的には、どのように注意すればいいのでしょうか。

役に立つのが、「トイレットペーパーの芯」です。一般的に直径およそ4センチになっています。東京消防庁などによると、乳幼児はこの芯を通るサイズのものなら、何でも口の中に入れてしまい、飲み込む危険性があるといいます。

直径は意外と大きく、何でも通るように見えます。例えば、ミニトマト、あめ玉、さらにペットボトルのキャップなども通ってしまいます。「ボタン電池」も飲み込むと体内で潰瘍(かいよう)ができて、最悪の場合、死に至るおそれがあるということで、注意が必要です。

このようなものを子どもの近くに置かないように、家族みなさんで注意してください。
子どもから目を離さないようにといっても、ほかの家事もあるなか、なかなか完璧にやるのは難しいです。そのため、どのような事故が起きたのか事例を知って、未然に防ぐことが大事です。節分の豆では、これまで何度も事故が起きています。「気をつけて!5歳以下には“豆”キケン」を心がけましょう。

(2022年2月2日午後4時半ごろ放送 news every.「ナゼナニっ?」より)

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