都内でまた“強盗”…女性従業員から900万円奪う 顔に“ゼリー”「ヒリヒリする」(2023年2月22日)
東京・板橋区の会社に男4人が押し入り、現金およそ900万円が奪われた事件現場を捉えた映像。男らは警備員のような格好をしていて、現金を奪った後も落ち着いた様子で立ち去っていった。
■都内でまた強盗 逃走までの“一部始終”捉える
白昼堂々、人通りもあるなか、実行された強盗事件。
21日午後2時ごろ、通りに面した卸売会社の事務所に入っていったのは、ヘルメットをかぶり警備員のような格好をした男。その後を、男3人が続いて事務所の中へと入っていった。
防犯カメラが捉えた4人の男の特徴は、警備員のような格好をした男が2人。そして、迷彩柄のような上着を着た男に、黒い上着に白っぽいズボンをはいた男。手には手袋をつけているようにも見える。
4人は淡々とした動きで、会社の中へと消えていった。
7分後、先に出てきたのは2人の男。1人の男の手には、入る時には確認できなかった手提げ袋が。そして2人は、そのまま道路の奥へと歩いていった。
2人の男が出て行ってから3分後。会社の窓に、外をうかがうような素振りをみせる男の姿。すると、白い乗用車が会社の前に停車。中にいた警備員姿の男が、外に出ようとするが、自転車に気付いたのか、足を止め顔を隠すように背中を向けた。
車を運転していたのは、先に出てきた2人のうちの黒い服の男。ここで、警備員の格好をした男が運転席に乗り込み、その場から去っていった。時間にして、わずか10分ほどの犯行だ。
■いまだ逃走中…連続強盗事件とは別グループか
警視庁によると、4人の男が押し入った時、会社にいたのは20代の女性従業員1人だけだった。女性がちょうど現金900万円を手に持っていた時に男らが来て、スプレーのようなもので液体を吹き掛け、金を奪って逃走したという。
事件後、女性従業員から連絡を受けた男性従業員が警察に通報。
男性従業員：「知らない男が来て、お金を持っていかれた」
被害女性は、顔にゼリーのようなものが付いて「ヒリヒリする」と話している。
現場は、JR池袋駅から北におよそ1.5キロ、住宅やマンションが立ち並ぶ一角。男らは現場から南の方向に逃走したという。
防犯カメラの映像には、犯行中に、会社の前を多くの人が行き交う様子も。4人組の行動に慌てた様子はなく、街行く人もすぐそばで強盗事件が起きているとは気付くそぶりもない。
現場の向かいの会社で働く男性：「（事件）当時は私たちも仕事をしているので、一切気付かず。外国の女性の方が働いてまして。おそらく、その方が今回被害に遭われた」
近所に住む男性（70代）：「（被害に遭った女性は）人柄もいいし、きちんとあいさつするので。その点では、皆さんよく思っています」
警視庁は、全国で相次ぐ連続強盗事件とは別のグループの犯行とみているという。
（「羽鳥慎一 モーニングショー」2023年2月22日放送分より）
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