天皇皇后両陛下がフィリピン大統領と懇談 親密さ増す”令和流”丸テーブル

天皇皇后両陛下がフィリピン大統領と懇談 親密さ増す”令和流”丸テーブル

天皇皇后両陛下がフィリピン大統領と懇談 親密さ増す”令和流”丸テーブル

2月9日、天皇皇后両陛下は、来日中のフィリピン・マルコス大統領夫妻と会われました。その時のもてなしに “新しいスタイル”が見られました。このニュースについて、日本テレビ客員解説員の井上茂男さんに聞きました。

■先の大戦に対する思いから始まった懇談

天皇皇后両陛下は、2月9日、来日中のフィリピン大統領夫妻と会われました。マルコス大統領夫妻が皇居の御所に到着すると、両陛下が出迎え、笑顔で握手を交わされました。
宮内庁によりますと、天皇陛下はまず、先の大戦によりフィリピンで多くの人たちが犠牲になったことについて「残念でした」と述べ、「しかし、戦後、両国はそのような不幸を乗り越えて、国民間の交流を深めてきました」と話されたということです。

――井上さん、このニュースをどのように受け止められましたか?

はい。先の大戦で、フィリピンは、戦後しばらく、アジアの中で「対日感情」が最も厳しい国でした。陛下が最初に戦争のことに触れられたのは、当然の言及、と受け止めました。

注目したのは、中央に置かれた“丸いテーブル”です。

■両陛下でそろって――丸テーブルにのぞく“令和流”の思い

――丸テーブルですか?

去年11月、ポルトガルの議長夫妻やモンゴルの大統領夫妻を迎えられた頃から、この丸テーブルが置かれるようになりました。
それ以前は、御所に賓客を迎えた時には、陛下は大統領と、皇后さまは大統領夫人と向かい合われる形で、イスが左右に分かれて置かれていました。特に、コロナ禍では距離が取られ、賓客が遠い印象でした。
丸テーブルは〝令和流〟の新しいスタイルで、“賓客を2人そろってもてなしたい”“皇后さまと一緒に”、といった思いがあってのことと推測されます。

――部屋のテーブルからもそうした変化が見えるんですね。

そうですね。一緒にテーブルを囲むというのが、何か柔らかい雰囲気を醸し出しているように思います。

■父親・マルコス元大統領は”異例”の国賓2回

今回、天皇陛下とマルコス大統領とは初対面でしたが、昭和天皇は、大統領の父、フェルディナンド・マルコス元大統領とイメルダ夫人を、2度、「国賓」として迎えています。「国賓」は任期中に1度というのが慣例です。しかも11年の間に2度というのは極めて異例です。

当時のスピーチで大統領自身が異例の歓待に喜びを語っていますが、2度目の晩さん会には、今の大統領の姉と妹も同行していました。それから半世紀近く。息子の大統領には両親の姿につながる特別な感慨があったと思います。両国のさらなる良い関係につながってほしいと願います。

――コロナ禍も落ち着き、両陛下の国際親善がさらに進んでいくといいですね。

【井上茂男(いのうえ・しげお)】
日本テレビ客員解説員。皇室ジャーナリスト。元読売新聞編集委員。1957年生まれ。読売新聞社で宮内庁担当として天皇皇后両陛下のご結婚を取材。警視庁キャップ、社会部デスクなどを経て、編集委員として雅子さまの病気や愛子さまの成長を取材した。著書に『皇室ダイアリー』(中央公論新社)、『番記者が見た新天皇の素顔』(中公新書ラクレ)。
(2023年2月19日放送)

#皇室 #フィリピン #懇談 #日テレ #ニュース

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https://news.ntv.co.jp2月9日、天皇皇后両陛下は、来日中のフィリピン・マルコス大統領夫妻と会われました。その時のもてなしに “新しいスタイル”が見られました。このニュースについて、日本テレビ客員解説員の井上茂男さんに聞きました。

■先の大戦に対する思いから始まった懇談

天皇皇后両陛下は、2月9日、来日中のフィリピン大統領夫妻と会われました。マルコス大統領夫妻が皇居の御所に到着すると、両陛下が出迎え、笑顔で握手を交わされました。
宮内庁によりますと、天皇陛下はまず、先の大戦によりフィリピンで多くの人たちが犠牲になったことについて「残念でした」と述べ、「しかし、戦後、両国はそのような不幸を乗り越えて、国民間の交流を深めてきました」と話されたということです。

――井上さん、このニュースをどのように受け止められましたか?

はい。先の大戦で、フィリピンは、戦後しばらく、アジアの中で「対日感情」が最も厳しい国でした。陛下が最初に戦争のことに触れられたのは、当然の言及、と受け止めました。

注目したのは、中央に置かれた〝丸いテーブル〟です。

■両陛下でそろって――丸テーブルにのぞく“令和流”の思い

――丸テーブルですか?

去年11月、ポルトガルの議長夫妻やモンゴルの大統領夫妻を迎えられた頃から、この丸テーブルが置かれるようになりました。
それ以前は、御所に賓客を迎えた時には、陛下は大統領と、皇后さまは大統領夫人と向かい合われる形で、イスが左右に分かれて置かれていました。特に、コロナ禍では距離が取られ、賓客が遠い印象でした。
丸テーブルは〝令和流〟の新しいスタイルで、〝賓客を2人そろってもてなしたい〟〝皇后さまと一緒に〟、といった思いがあってのことと推測されます。

――部屋のテーブルからもそうした変化が見えるんですね。

そうですね。一緒にテーブルを囲むというのが、何か柔らかい雰囲気を醸し出しているように思います。

■父親・マルコス元大統領は”異例”の国賓2回

今回、天皇陛下とマルコス大統領とは初対面でしたが、昭和天皇は、大統領の父、フェルディナンド・マルコス元大統領とイメルダ夫人を、2度、「国賓」として迎えています。「国賓」は任期中に1度というのが慣例です。しかも11年の間に2度というのは極めて異例です。
当時のスピーチで大統領自身が異例の歓待に喜びを語っていますが、2度目の晩さん会には、今の大統領の姉と妹も同行していました。それから半世紀近く。息子の大統領には両親の姿につながる特別な感慨があったと思います。両国のさらなる良い関係につながってほしいと願います。

――コロナ禍も落ち着き、両陛下の国際親善がさらに進んでいくといいですね。

【井上茂男(いのうえ・しげお)】
日本テレビ客員解説員。皇室ジャーナリスト。元読売新聞編集委員。1957年生まれ。読売新聞社で宮内庁担当として天皇皇后両陛下のご結婚を取材。警視庁キャップ、社会部デスクなどを経て、編集委員として雅子さまの病気や愛子さまの成長を取材した。著書に『皇室ダイアリー』(中央公論新社)、『番記者が見た新天皇の素顔』(中公新書ラクレ)。
(2023年2月19日放送)

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