【オリ・パラ談合】入札重なった他企業に電通側が抗議か
東京オリンピック・パラリンピックを巡る談合事件で、「電通」側が、自社と入札への参加が重なったほかの企業に対し、抗議していたことがわかりました。
組織委員会の元次長・森泰夫容疑者と電通の元幹部・逸見晃治容疑者らは、テスト大会や本大会の業務をめぐり、談合を行った疑いがもたれています。関係者によりますと、逮捕後の取り調べに対し、森容疑者と逸見容疑者は容疑を認めているということです。
入札前、森容疑者らは各企業の入札参加の意向などを一覧表に取りまとめていて、東京地検特捜部は、入札には1社のみが参加することがあらかじめ合意されていたとみています。
その後の取材で、電通が参加した入札のうち1件について、ほかの企業も入札に参加し、電通側が抗議をしていたことが新たにわかりました。
テスト大会関連の入札26件のうち、大半が1社のみの入札でした。
こうしたことから特捜部は、当初の想定とは異なるほかの企業の入札参加に対し、電通側が事前の調整を乱されたと判断し、抗議に至ったとみて、捜査を進めているものとみられます。
（2023年2月13日放送「ストレイトニュース」より）
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