トルコ大地震 死者1万5000人超える 発生から72時間経過で救助活動厳しい局面に｜TBS NEWS DIG
トルコ南部を襲った大地震では、隣国シリアと合わせ死者が1万5000人を超えました。災害発生から生存率が大幅に下がるとされる72時間が経過し、被害の拡大が懸念されています。
がれきの中から救助隊に運び出される小さな赤ちゃん。これは地震発生から68時間後の映像です。
トルコの大地震では、寒波が襲う厳しい条件のもと、懸命の救助活動が続けられていますが、トルコ当局などによりますと、これまでに隣国シリアとあわせ死者は1万5000人を超えました。
日本時間の午前10時過ぎには、災害発生から生存確率が大幅に下がると言われている72時間を超え、救助活動は難航が予想されます。
また、甚大な被害を受けたシリア北東部の反体制派支配地域では、トルコを経由する支援のための唯一の検問所が被災し、国連によると支援物資の流入が停止されているということです。こうした事態を受け、トルコは8日、シリアとの国境に新たに2か所、検問所を設ける方針を明らかにしました。
一方、シリアのアサド大統領の補佐官は、イギリスBBCの取材に答え、この状況下でもシリアへの制裁を解除しない欧米に対し、「人命を守ることよりも政治が大切なのだということを確信した」と批判しています。
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