【“偵察気球”撃墜】直後に電話会談要請も…中国側が拒否 アメリカ国防総省
アメリカ本土上空を中国の「偵察気球」が飛行した問題で、国防総省は、気球を撃墜した直後に国防長官と中国の国防相との電話会談を要請したものの、中国側に断られたことを明らかにしました。
国防総省は7日の声明で、「4日に中国の気球を撃墜した直後、オースティン長官と中国の魏国防相との電話会談を要請した。残念ながら、中国側は要請を断った」と明らかにしました。
中国は気球が撃墜された直後から激しく反発していて、アメリカへの強硬な姿勢があらためて浮き彫りになった形です。
国防総省は、「特に今回のような場合、両国の軍が連絡を取ることが重要だ」と指摘した上で、「開かれた意思疎通を続けるための我々の関与は今後も続く」としています。
アメリカ軍は、撃墜した気球の残骸の回収を続けていますが、新たに、回収作業の様子を撮影した写真を公開しました。撃墜した翌日に撮影された写真で、しぼんだ白いバルーンや、黒い骨組みの一部のような部品が確認できます。
(2023年2月8日放送)
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