【連続強盗事件】収容施設での生活ぶり…“VIPルーム”から“犬小屋”に
連続強盗事件の指示役などとされる日本人4人のうち、少なくとも2人が7日にも強制送還される見通しとなりました。その4人の収容施設での生活ぶりが、私たちの取材で明らかになりました。
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6日午後4過ぎ、捜査員たちが成田空港に集まっていました。その目的は、“指示役”「ルフィ」の可能性がある日本人の日本への移送です。
事件は6日、重要な局面を迎えました。フィリピン・マニラの裁判所では市役所の職員による朝礼の演奏が行われる中、多くの報道陣が詰めかけていました。
午前10時前、そこに姿を見せたのは弁護士です。
――棄却されるかは
渡辺容疑者らの弁護士
「わからない。裁判所が決めることだ」
「ルフィ」の疑いがある4人のうちの2人、渡辺優樹容疑者(38)と小島智信容疑者(45)の裁判が行われたのです。7日にも強制送還される見通しとなっているのは、今村磨人容疑者(38)と藤田聖也容疑者(38)の2人のみ。6日の裁判の判断によっては、4人同時の引き渡しが可能となります。
渡辺容疑者らがフィリピンで問われているのは、暴行の罪です。渡辺容疑者の元妻らも出席する中、注目の裁判は約1時間半で終了。しかし、弁護士からは棄却の判断が出なかったことが明かされました。
その後、日本時間午後3時ごろ、4人の日本人が収容されているビクタン収容所に弁護士が現れました。
渡辺容疑者らの弁護士
「彼ら(日本人)に会うために、ここに来ました。新しい情報があるでしょう」
こう話した後、弁護士は渡辺容疑者らとの面会のため中へ入りました。いったい何が話されたのでしょうか。
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その収容施設での4人の生活ぶりが、私たちの取材で明らかになりました。
現在も収容中の男性が、4日夜に施設内の様子を撮影した映像には、今村容疑者がいたという、いわゆる“VIPルーム”が映っていました。月に20万円以上払わないと使えないといいます。
収容者
「あれが日本人の部屋ですよ」
そして、渡辺容疑者も別のVIPルームを使っていたということです。
また、“2人の暮らしぶりを目撃した”という元収容者の男性に話を聞きました。
元収容者
「例えば、和牛を一気に10キロ買ったとか、マグロを1匹買ったとかね。食べきれない場合は、人にあげずに捨てちゃう」
「身の回りを面倒見る人がいるわけですね」
“世話係”もいたといいます。しかし、その優雅な生活は一変。今は“犬小屋”とも呼ばれる狭い懲罰房にいるといいます。
収容者
「ヤツらは今、懲罰房にいます。懲罰房はつらい、とても狭いんです」
規則が厳しくなったことで、ほかの収容者からは怒りを買っているということです。
元収容者
「(収容者たちは)『さっさと、早く強制送還しろ』って言っているみたい。迷惑してるみたいですよ」
強制送還の準備が進む4人。渡辺容疑者と小島容疑者の裁判については7日朝、再び審理が行われるということです。
(2023年2月6日放送「news every.」より)
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