【宮台氏“切りつけ”】容疑者自宅に“宮台さんの書籍” 事件後に“ナイフ購入” 身辺整理も…
東京都立大学教授の宮台真司さんが襲撃された事件で、現場から逃走し、死亡が確認された容疑者の男の自宅から、宮台さんの書籍が見つかったことがわかりました。さらに、容疑者が事件の後、新たにナイフを購入するなど、別の襲撃を計画していた可能性も出てきました。
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容疑者の死亡を受け2月1日夜、宮台さんが取材に応じました。
東京都立大学 宮台真司教授
「(警視庁の捜査員が)僕の家に訪れて、ご遺体の写真、自宅の所在地、家族構成、性別、年齢、職業の有無をうかがいました。あと本名」
――心当たりや接点は?
東京都立大学 宮台真司教授
「もちろんないです」
――襲撃した犯人と見比べて
東京都立大学 宮台真司教授
「間違いないです。目が離れている、まゆげが濃い、ずんぐりしている、なで肩、間違いないと思いました」
去年11月29日、東京都立大学で教授の宮台真司さんが刃物で襲われ、重傷を負った事件。警視庁は、発生から約2週間後の去年12月12日に公開捜査に踏み切るなど、逃走した男の行方を追っていました。
すると1月30日、神奈川県相模原市に住む倉光実容疑者(41)が浮上。しかし、すでに死亡していたことがわかりました。
宮台さんは、倉光容疑者について「顔も名前も知らない」と話しているということですが、2人の接点をめぐって新たな情報が明らかになりました。
倉光容疑者の自宅から、宮台さんの共著の書籍が1冊見つかったことが、捜査関係者への取材でわかりました。購入したのは父親ですが、自宅のリビングにあったため、倉光容疑者も読むことができる環境だったということです。
倉光容疑者は、事件現場の東京都立大学から直線距離で約9キロ、神奈川県相模原市で両親との3人暮らしだったといいます。自宅近くの別宅は、普段、自身が寝るために使っていたといいます。
警視庁によると、公開捜査から5日後の去年12月17日、別宅で死亡しているのを母親が発見。その前日(12月16日)に自殺したとみられています。
事件発生から死亡までの間の行動も、徐々に明らかになってきました。
警視庁によると、倉光容疑者が事件の後、新たにナイフを購入していたとみられることがわかりました。ナイフは長さ37センチで、去年12月上旬に母親から3万円をもらって購入したとみられますが、自宅に届いたのは倉光容疑者の死亡後だったということです。警視庁は、倉光容疑者が新たな襲撃を計画していた可能性もあるとみて調べています。
また、捜査関係者によると、公開された防犯カメラの映像にも映っていた倉光容疑者が着ていた黒いジャンパーは、倉光容疑者の家族が「前はあったが今はない」と話しているといいます。
さらに倉光容疑者は、公開捜査となった去年12月12日以降に自分のノートパソコンを処分していて、母親には「壊れたから捨てた」と説明していたということです。
倉光容疑者は公開捜査以降、身辺整理を進めていたとみられています。警視庁は今後、容疑者死亡のまま、書類送検する方針です。
(2023年2月2日放送「news every.」より)
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