「#闇バイト」でTwitter検索すると…警察の警告文ツイートに繋がるようにするも“いたちごっこ”か｜TBS NEWS DIG
連日お伝えしている連続強盗事件。
実行役はなぜ「闇バイト」に手を出してしまったのか?そして引き下がらなくなってしまったのか。1つのケースをご紹介します。
■23歳、消費者金融に借金、引っ越し代が欲しくて…
去年11月に山口県岩国市で起きた強盗未遂事件
この事件で住居侵入・強盗未遂などの罪に問われている東京港区の無職・上野晴生被告、23歳です。東京で暮らしていたと思われます。
アルバイトをするも、日常生活が事欠くぐらいの収入しかなかったそうです。そして、消費者金融には30万円の借金がありました。
ここから闇バイトに行くようになるんですが、引っ越し費用などが欲しいと考えて見つけたのがSNSの求人、これが闇バイトでした。
即金で5万円というものを見つけたんです。これに応募した上野被告、やり取りをしていくと「岡山で運びの仕事がある。報酬は30万円です」と、もっと高額な仕事をするように言われ、これを引き受けました。そして結果的に、これが事件現場への運転手役、見張り役、そして逮捕されて今は公判中ということなんです。
井上貴博キャスター:
20代が多くて、少しでも割のいい仕事をしたいという気持ちはわかるんですけど、結局のところリクルーターは完全に捨て駒として使っている。（応募した人たちが）自ら進んで、捨て駒になって、それで凶悪犯罪に手を染めると、死刑とか無期懲役になるわけですよね。
そこから人生が狂ってしまうというところは、絶対に外しちゃいけないんじゃないかなと思います。
山内アナウンサー:
この闇バイトとか裏バイトのような軽い言葉になってはいますけれども、これは本当に重大な犯罪です。
こういった言葉を検索しても、すぐにはそうしたところに繋がらないように警視庁などでは闇バイトを、“＃犯人は捕まる運命”などというページに繋がるようにはしていますが、イタチごっこのようになっています。
井上キャスター:
あとは事業者側もね、自分の責任で削除するとか監視するっていうその責任を絶対に問われるべきなんだろうと思います。
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