「ドアはいきなり開けないで」強盗事件で防犯グッズ需要高まる…防犯専門家も注意喚起（2023年2月1日）
各地で相次いだ強盗事件。現在、フィリピンの入管施設に収容されている４人の容疑者の捜査が進む中、防犯グッズへの関心が高まっています。
（カインズ東大阪店 加藤優和さん）
「いろいろ事件とかもありましたので、それに伴って少し早い時期からお問い合わせいただいております」
ホームセンター「カインズ東大阪店」での売れ筋は窓ガラスに貼る防犯フィルム。
（カインズ東大阪店 加藤優和さん）
「窓に貼ることによって、ガラスを破る際に割れにくくなるというタイプで、時間を稼げるという形になりますね」
さらにベランダなど大きな掃き出し窓にも設置できる補助錠が人気だといいます。また防犯カメラやカメラ付きインターフォンなどの需要も高まっているそうです。
（防犯グッズを買いに来た人）
「（Ｑセンサーライトを？）ちょっと外につけようかなと思って。治安が悪くなっているかなと思うので、自衛しないとあかん部分はあるかなと思いますね」
「怖いですね。高齢者の２人やから、あったらいいかなって思います。家の中はオートで電気をつけるようにしたりとかしていますね」
防犯の専門家は近年の侵入窃盗の傾向をこう語ります。
（日本防犯学校 梅本正行学長）
「人がいることがわかっている所に押し込んでくる。お金を手に入れるためにあらゆる手段を用いるという。これはプロじゃない犯罪だからそういうことになってくるんですね」
東京都狛江市で起きた強盗殺人事件では、犯人らが宅配業者を装って侵入したとみられますが、その対策については。
（日本防犯学校 梅本正行学長）
「『誰が誰に何を送ってきましたか』『電話番号を言ってください』、こうゆうふうに言うと、ほとんどの偽物の宅配業者が離れていっているケースが実際にあります。（玄関では）ドアにはドアガードというのがついています。そのドアガードをかけたまま開ける。間違いがないとなれば『下に置いてください』、あるいは宅配ＢＯＸを設置しておいて『その中に入れてください』。警察官を名乗っても、何を名乗ってきても、ドアをいきなり開けることだけは絶対にやめなければいけません」
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