【速報】原発事故 二審も無罪の東電旧経営陣3人を上告 審理は最高裁へ 検察官役指定弁護士｜TBS NEWS DIG
福島第一原発事故をめぐり、強制起訴され、二審も無罪が言い渡された東京電力の旧経営陣3人について、検察官役の指定弁護士がきょう、上告しました。
東京電力の勝俣恒久元会長（82）ら旧経営陣3人は、津波対策を怠り、双葉病院の患者ら44人を原発事故の避難によって死亡させるなどしたとして、業務上過失致死傷の罪に問われています。3人は東京地検が不起訴処分としたものの、検察審査会の議決を経て、強制起訴されました。
裁判では、国の地震予測の「長期評価」に基づき、巨大津波を予測できたかが争点の一つです。
二審の東京高裁は今月18日、判決で、「長期評価」が「10メートルを超える津波の現実的な可能性を認識させる情報であったとは認められない」などとして、一審と同じく、3人に無罪判決を言い渡しました。
これについて検察官役の指定弁護士はきょう、上告したということで、市民側によって強制起訴された事件は今後、最高裁で審理されることになります。
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