【狛江市”強盗殺人”】「狛江の住宅に強盗に入る」別事件で逮捕の男の携帯に…

【狛江市”強盗殺人”】「狛江の住宅に強盗に入る」別事件で逮捕の男の携帯に…

東京・狛江市の住宅で、90歳の女性が死亡しているのが見つかった事件。関東では強盗事件が相次いでおり、別の事件で逮捕された男の携帯を解析したところ、「狛江の住宅に強盗に入る」という趣旨のやりとりが見つかっていたことがわかりました。

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19日、東京・狛江市の住宅で大塩衣与さん（90）が死亡しているのが見つかりました。家の中は荒らされ、大塩さんの両手首は縛られた状態だったといいます。

近所の人
「怖いですよ。かわいそうだし」

閑静な住宅街で起きた“強盗殺人事件”。今、関東では“強盗事件”が相次いでいて、今回の事件は別の事件で逮捕された男の携帯の解析結果から発覚したものでした。

警視庁による現場検証は、20日午前中から行われていました。現場の近くでは、捜査員が電柱をのぼり、設置されている防犯カメラを確認する様子もありました。

警視庁によると、自宅で死亡しているのが見つかった大塩衣与さんは孫2人とその両親の5人で暮らしていたといいます。

近所の人
「話しやすいとってもいい奥さんって感じでした。よく話しかける。なかなかしっかりしている。自分のものは自分でっていう感じで」
「ここを通ってあったときに会釈とか『おはよう』とか『おかえりなさい』とか。まさか90歳とは思っていなかったです。若く見えましたよ」

大塩さんは、地下1階の廊下で倒れている状態で見つかりました。両手首は結束バンドで縛られ、頭からは出血。捜査関係者によると、顔には複数回殴られたような痕があり、左腕は骨が外に飛び出す開放骨折をしていたといいます。凶器は見つかっていないということです。

さらに家の中には、物色された形跡もあったといいます。警視庁は“強盗殺人事件”として犯人の行方を追っています。

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実はこの狛江市の事件が発覚したきっかけは、千葉県警から警視庁への情報提供でした。

12日に千葉・大網白里市のリサイクルショップで強盗致傷事件起きました。捜査関係者によると、千葉県警が逮捕した20代の男の携帯電話を数日かけて解析したところ、「狛江の住宅に強盗に入る」といった趣旨のやりとりが見つかったというのです。

千葉県警は警視庁に「この家が強盗に狙われるかもしれない」という旨の情報を提供。その後、大塩さんが発見されたということです。

関東では今、複数人の男が住宅や店舗に押し入る強盗や窃盗事件が、相次いで発生しています。

◆1月に起きた強盗･窃盗事件
　 9日　神奈川･川崎市、千葉･市川市
　 10日　栃木･足利市
　 12日　埼玉･さいたま市、千葉･大網白里市
　 14日　茨城･龍ケ崎市、茨城･つくば市
　 19日　東京･狛江市

手口に類似性がある事件があることから、各警察は情報交換をしていたため、警視庁にもすぐに情報が伝わったとみられます。

また先月16日、東京・渋谷区ではブランド店で窃盗事件があり、19歳の少年3人が逮捕されましたが、この3人についても一連の事件と関与している可能性があります。警視庁の調べに対し、逮捕された少年の1人は容疑を認め、「金に困り、インスタの闇サイトに応募して2人を誘った。指示によって実行した」と供述しています。

警視庁は、関東で多発している“強盗・窃盗事件”に関与しているとみて捜査しています。

広域にわたって被害が出ている一連の事件。警視庁などは、複数の実行犯の指示役がいるとみて、犯行グループの解明を進めています。
（2023年1月20日放送「news every.」より）

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