2歳女児死亡事件めぐり大阪府の検証部会『市の調査や分析が不十分だった』報告書公表(2023年1月20日)

2歳女児死亡事件めぐり大阪府の検証部会『市の調査や分析が不十分だった』報告書公表(2023年1月20日)

2歳女児死亡事件めぐり大阪府の検証部会『市の調査や分析が不十分だった』報告書公表(2023年1月20日)

大阪府富田林市で2歳の女の子が自宅に放置されて死亡した事件で、大阪府の検証部会は「市の調査や分析が不十分だった」などとする検証結果を公表しました。

 去年6月、富田林市の集合住宅で小野優陽ちゃん(当時2歳)が死亡した事件で、祖母の小野真由美被告(46)と、同居する桃田貴徳被告(51)は、優陽ちゃんの両手足を粘着テープで縛って外出して熱中症で死亡させたとして、保護責任者遺棄致死などの罪で起訴されています。

 事件を受けて府が設置した検証部会は1月20日に報告書を公表。市の対応について「事実関係を整理するための調査とその分析が不十分だった」と指摘しました。

 (児童虐待事例等点検・検証専門部会 才村純部会長)
 「アセスメント(調査や評価)が甘いと言いますかね、十分行われていない。当然、個別ケース検討会議を開くべきではなかったかと」

 富田林市の吉村善美市長は「業務負担が過度な状態となっていて、組織全体として機能が弱くなっていた」とコメントしています。

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