なぜ？自民・立憲の幹部が大阪の万博会場を視察 通常国会前に双方の思惑とは？｜TBS NEWS DIG
立憲民主党の幹部がきょう、開幕に向けて工事が進む大阪・関西万博の会場を訪れました。一方、おとといには、自民党の茂木幹事長も視察に訪れていて、双方、ある思惑があるようです。
記者
「いまこちらでは、立憲民主党の幹部が万博会場の施設について写真を見ながら説明を受けています」
きょう、立憲民主党の岡田幹事長と安住国対委員長は、2025年に開幕予定の大阪・関西万博の会場である夢洲を訪問しました。
万博の予算をめぐる問題など、党内で一部に慎重論もあるなか、党の幹部が永田町から遠く離れた大阪に出向くという異例の視察。この背景には、日本維新の会の存在があります。
立憲と維新は、来週月曜日に召集される通常国会を前に、国会内での共闘を継続することで合意。連携を強化しています。
大阪を主な地盤とする維新にとって、万博の成功は悲願。今回の視察を通じて立憲は、国会でのさらなる協力を引き出す狙いがあるものとみられます。
立憲民主党 岡田克也幹事長
「ここまで来たら、ぜひ成功してもらいたいと思っている。しっかり後押しできるならしていきたい」
一方、維新は、自民党とも憲法改正などについて協力して議論を進めることで合意していて、おとといには、立憲と維新の分断を狙う自民党の茂木幹事長も万博の会場を視察しました。
自民党 茂木敏充幹事長
「この万博の魅力そのものですね、アピールしていきたい。それは日本はもちろんでありますけど、世界に向けてもアピールできればと」
3日後に迫る通常国会を前に、与野党の駆け引きは激しさを増しています。
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