【趣味ホテル】天守閣に宿泊＆声優がモーニングコール＆宿泊しながら釣り三昧も…
今月10日から再開した「全国旅行支援」。前回の旅行支援よりも割引率を下げての実施ですが、開始初日から観光地はにぎわいを見せています。そのような中、様々な趣味に特化したいわゆる“趣味ホテル”が今、注目されています。その人気のワケをヒモトキました。
■続々と登場 ”趣味ホテル”
歴史や推し活、演劇、音楽など、趣味に特化した趣味ホテルが増えています。
例えば、「歴史」に特化したのは、鎌倉時代末期に建てられ、約700年の歴史がある愛媛・大洲市の大洲城です。なんと、天守閣に泊まることができます。その名も「大洲城キャッスルステイ」というサービスです。
宿泊客は到着したら、甲冑（かっちゅう）姿に着替えて祝砲や家臣のお出迎えを受けて入城し、城を眺めながら入浴や晩酌をするなど「一日城主」になることができます。
城の天守閣に泊まれるのは、日本で大洲城だけだそうで、宿泊費は１泊110万円、2名からとなっています。1日1組限定ですが、2020年の開始以降、これまで10組ほどが宿泊しているそうです。
ただ、現在は宿泊できません。当時の雰囲気を残すためにエアコンなどが無いため、冬場は寒すぎることから受け入れを休止しています。3月ごろから再開予定で、すでに予約も入っているということです。
「推し活」が趣味の人におすすめなのが、人気声優が宿泊客の名前を呼んで「モーニングコール」をしてくれるというサービスです。「耳福プラン」といい、これまで京都の「アゴーラ京都烏丸」など複数のホテルで期間限定で展開されています。
「僕のヒーローアカデミア」で声優をつとめた岡本信彦さんのものは好評だったため、次回も検討中だということです。
京都市の「HOTEL SHE,KYOTO」では、宿泊中にホテルの様々な場所で演劇が繰り広げられる「泊まれる演劇」を展開しています。宿泊費は1部屋あたり2人で4万2000円。期間限定のプランで、次回は5月に公演を予定しています。
そして、心ゆくまで音楽に没頭できるホテルもあります。東京・青山の「ホテルアラマンダ青山」には、特注品のグランドピアノが置かれた部屋があり、好きなだけ弾くことができます。
■宿泊しながら“釣り三昧” 目の前の海が専用の釣り場
兵庫・洲本市にある「淡路島観光ホテル」では、瀬戸内海を一望できるとともに、人気なのが一日中釣りを楽しめるということです。
ホテルには専用の釣り場があり、目の前に広がる海で宿泊客は釣りし放題。初心者でも道具をすべてレンタルでき、釣りに詳しいスタッフが常駐しているため安心です。また、冬の時期にはプールが釣り堀になっています。釣った魚は調理してもらって食べることも可能です。
淡路島観光ホテル 女将・上村早苗さん
「お魚を釣って、そのお魚を召し上がっていただくまで、釣りのおいしいとこだけをお楽しみいただけるような体験に」
■クラフトビール飲み放題や星空が堪能できるホテルも…
ビール好きには夢のようなホテルもあります。
クラフトビールの醸造所が運営する静岡市のホテル「The Villa & Barrel Lounge」では、すべての客室に宿泊者専用のビールサーバーを完備しています。ビールは宿泊者のために特別につくられたもので、最大10リットルまで飲み放題。さらにマイボトルを持参すれば、注いで持ち帰ることもできます。
【「飲み放題付きプラン」 1部屋1万9800円から ※1名利用時の最安価格】
ビール好きから人気で、12日時点で8月までの土曜日は満室ということです。
「星空を堪能したい」人にうってつけなのが、“泊まれる天文台”です。
福岡・八女市の「星のふるさと 星の文化館」では、夜には宿泊者だけの「天体観望会」が開催され、星空をゆったりと堪能できます。さらに宇宙旅行をイメージした客室もあり、家族連れに人気だということです。
【「星のふるさと 星の文化館」 大人1泊 一般客室：7638円～ スターキャビン：4584円～】
◇
このような“趣味ホテル”について、旅行サイト「じゃらん」の大橋菜央統括編集長は、「気兼ねなく趣味に没頭でき、非日常を味わえると人気」、「ホテルが旅の単なる宿泊先から目的地に進化している」と話し、今後もまだまだ増加が見込まれているということです。
（2023年1月12日放送「news every.」より）
#趣味ホテル #全国旅行支援 #天守閣 #日テレ #newsevery #ニュース
◇日本テレビ報道局のSNS
Facebook https://ift.tt/IzTwPmj
Instagram https://ift.tt/cOnMNrg
TikTok https://ift.tt/Qy08lj9
Twitter https://twitter.com/news24ntv
◇【最新ニュースLIVE配信中】日テレNEWS HP
https://news.ntv.co.jp
