【鳥インフル】“過去最悪”ペースで拡大…卵の価格に影響も

【鳥インフル】“過去最悪”ペースで拡大…卵の価格に影響も

【鳥インフル】“過去最悪”ペースで拡大…卵の価格に影響も

10日、宮崎県で新たに鳥インフルエンザが確認されました。これで今シーズン、国内57例目となり。全国で殺処分されるニワトリなどの数が1000万羽を超えました。“物価の優等生”と言われてきた、卵の価格にも影響が出始めています。

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10日、東京・築地にある大正時代から続く玉子焼き専門店を訪ねました。看板商品は、卵をたっぷり使い、秘伝のダシを入れて作る「玉子焼き」です。これまで680円で販売してきましたが、10日から価格を70円値上げしました。

つきぢ松露 齋藤賢一郎社長
「(値上げは)かなり我慢は当然していたんですけれども、ちょっと最後に卵(の高騰)というところで、苦渋ではございますけれども、値上げさせていただくという判断」

値上げの対象は、店にある全ての商品です。

買い物客
「『値上げするんですね』って、お店の人にきいちゃった。まあしようがないかな…このご時世だからね」

看板商品までも価格を上げざるを得ないのは、去年から卵の値上がりが続いているからです。

つきぢ松露 齋藤賢一郎社長
「(商品は)ほぼ卵ですので、そこ(影響)は本当に計り知れない」

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卵値上がりの要因の1つが「鳥インフルエンザ」の感染拡大です。10日、宮崎・川南町の養鶏場で、新たに鳥インフルエンザの感染が確認されました。今シーズン、国内57例目となり、約10万羽が殺処分の対象です。これで、今シーズン全国で処分されたニワトリなどの数は、1000万羽を超えました。

その影響は、“物価の優等生”と言われてきた卵にも及んでいます。10日時点の卵の卸売価格は、東京のMサイズで1キロあたり260円。去年1月の平均価格の151円よりも100円以上、値段が高くなっているのです。

今シーズン、鳥インフルエンザの感染が初めて確認されたのは、去年10月のことでした。なぜ、ここまで広がりをみせているのでしょうか。

鳥インフルエンザに詳しい北海道大学・迫田義博教授
「渡り(鳥)のピークである10月、11月の北から飛んできた鳥たちも、相当の割合の鳥たちが感染して日本に上陸したんだろう」
「ウイルスが国内に“同時多発的”に複数のルートで持ち込まれたと思う」

過去最悪のペースで広がる事態に農林水産省も9日、急きょ、対策会議を開き、野村農林水産相は「いわば、“非常事態宣言”というべきようなことを発したいなということで」と述べました。農水省は「消毒など基本的なウイルスの侵入防止対策を徹底してほしい」などと、最大限の警戒を呼びかけています。

こうした事態に、すでに一部の卵の加工メーカーからは「仕入れが大変になってきている」や「色んな養鶏場から仕入れたり、冷凍の卵を使うなどの対策をしているが、鳥インフル拡大で価格がさらに上がる懸念がある」といった声が上がっています。

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今後の広がりについて、北海道大学の迫田教授は「我が国の目線でみると、5月の下旬ぐらいまでは要警戒時期なんですね。(今)ここで1000万羽。このままいくと2000万羽という数字になるかもしれないですけど、(感染防止には)全ての業界の全ての人たちの努力が必要だと思います」と話しています。

さらなる感染拡大への警戒が続いています。
(2023年1月10日放送「news every.」より)

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