【公開捜査】宮台さん襲撃犯の映像公開 迷う様子なく敷地外へ…“土地勘”がある？

【公開捜査】宮台さん襲撃犯の映像公開 迷う様子なく敷地外へ…“土地勘”がある？

宮台真司さんが刃物で襲撃された事件で警視庁は12日、逃走した男の公開捜査に踏み切りました。公開された犯人の映像では、男が両手に何かを持ったまま、迷う様子もなく塀の隙間から大学の敷地外へ出て行く様子などが映されていました。警視庁は広く情報提供を呼びかけています。

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社会学者の宮台真司さんが、自身が教授を務める東京都立大学で突然、男に刃物で襲撃された事件から13日で2週間がたちます。宮田さんは退院後の7日に、「（事件は）僕にとっても驚天動地の事態ではありました。切られまくりですね、防御傷も手にたくさんあります。6時間の手術って想像していただければわかるんですけど、どれだけの傷があったかということがわかると思うんですね」と語っていました。

警視庁は12日、逃走した男の映像と画像を公開しました。警視庁によると、男は身長180から190センチくらいの大柄で、オレンジ色っぽいニット帽をかぶり、上下黒っぽい服装、靴は白っぽいスニーカー、灰色と黒色っぽいリュックサックを背負っていました。公開された男の映像を見た宮台さんは「面識はない」と話しているということです。

警視庁は、公開された映像・画像について宮台さんや目撃者に確認し、この人物が犯人と特定。一刻も早い検挙に結びつけるため、公開に踏み切りました。

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さらに映像と併せて明かされたのが、宮台さんを襲撃した後の逃走したとみられるルートです。大学を出た後、男は北側の団地方面へ向かいました。その途中、いくつかの防犯カメラにその姿が捉えられていました。

まずは、犯行直後の東京都立大学の中門付近にある防犯カメラです。閉じられた門の手前を足早に移動する、逃走中の容疑者とみられる男が映っていました。両手に何かを持ったまま、迷う様子なく塀と木の狭い隙間を抜け、大学の敷地外へ出て行きました。その後は10秒ほど左へ右へと進行方向に迷うような様子や、一度かがむようなしぐさを見せ、また足早に移動を始めました。

大学の門に続く塀と木の間には、人ひとり通るには十分な“隙間”がありました。当時、門は閉まっていて、男はその隙間を通って外に出ています。あらかじめ知っていたのでしょうか。隙間の“抜け道“について在校生に聞くと、「あー！　ありますね。基本的にはみんな知っていると思いますね。（大学と）何かしらの関係があった人なのかなぁ」との返答がありました。

次に男の姿は、大学の北側にある団地の敷地内にある2台の防犯カメラに捉えられていて、その映像も公開されました。ここでも服装は同じですが、先ほどと違い両手に荷物はなく、時折、辺りを見回しながら歩く様子が映っていました。

そして、最後に映像で姿が確認されたのは、さらに北へ進んだ先にあるコンビニ付近です。男がコンビニの反対側の歩道を歩いていたところが映っていましたが、その先の足取りについてはわかっていません。

東京都立大学3年生
「（男は）見たことがあるような顔ではなかったですね。大学内で起きたにもかかわらず、まだ犯人が捕まっていないのが怖いっていうのがありますね」

今回の逃走ルートについて、近所の人にも話を聞きました。

近所に住む人
「（大学内を通って）駅まで行ける近道だったりするので、『土地勘があるんだろうね』っていうのは家族と話してました」

映像の見た目からは男の年齢はわからず、身につけている物や所持品も特定には至っていないということで、警視庁は広く情報提供を呼びかけています。

※情報提供先：警視庁南大沢署　042-653-0110
(2022年12月12日放送「news zero」より）

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