『大阪トリプル選』ならず…堺市長選は単独で コスト・明確化・開票ミスなど議論に(2022年12月12日)
大阪府知事・大阪市長・堺市長の『トリプル選挙』にはなりませんでした。
来年6月に任期を迎える大阪の堺市長選挙。今年11月に国で特例法が成立し、選挙を2か月前倒しして来年4月の統一地方選挙に揃えることができるようになりました。これにより大阪では、大阪府知事選と大阪市長選、そして堺市長選の『トリプル選挙』とする案が浮上していました。
こうした中で12月10日、各会派が推薦した元市議ら4人が、堺市長選の日程について議論しました。維新系の委員が「投票率が上がり、経費を1億1000万円削減できる」と『トリプル選挙』を主張したのに対して、ほかの3人は「単独の方が候補者の主張がわかりやすい」「開票作業でミスが起きにくい」などと反対。採決の結果、予定通り6月4日に単独での投開票が決まりました。
(堺市選挙管理委員会・委員長 中井國芳氏 立憲推薦)
「(候補者が)堺市をどのような市にしていくのか、有権者の皆さま方に十二分に理解を深めてもらうことが、この任期満了選挙の場合は期待できるんじゃないだろうかと」
これに対して大阪維新の会の吉村洋文代表は次のように話します。
(大阪維新の会 吉村洋文代表)
「争点が不明確になるというが、堺市民の皆さんが自分の堺市長を選ぶときに争点が不明確にはならないですから。なぜかわからないです。僕は党利党略にしか見えないですね」
しかし『トリプル選挙』となる可能性はまだ残っています。維新関係者によりますと、次の堺市長選への立候補を表明していない現職の永藤英機市長が、任期満了前の来年6月に辞職すれば、『トリプル選挙』に持ち込めるという選択肢もあるというのです。
投票日を1回にするほうがいいのか2回がいいのか。堺市民に聞きました。
(80代の人)
「1億円違うんでしょ。日にち変えたら。我々市民の1億円は大きいですよね。庶民と政治家は違うんやなと」
(20代の人)
「細かく分けてもらった方が一人一人じっくり見れるのかなと。そこに経費がどうとかあまりケチらない方がいいんじゃないかと思います」
来年の選挙を見据えて各会派の動きがますます激しくなりそうです。
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