【女性店主死亡】沖縄の老舗「おでん東大」娘夫婦を逮捕 店主の知人が抱いた“違和感”
沖縄・那覇市の老舗おでん店「おでん東大」で女性店主が死亡しているのが見つかった事件で、店主の娘夫婦が6日、殺人の疑いで逮捕されました。警察は現場の状況から、「自殺に見せかけるため何者かが現場を偽装した」と判断し、防犯カメラや通話記録などから娘夫婦に絞り込んでいったということです。
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母親の長濱美也子さん（当時58）を殺害したとして、許田美香容疑者（34）と夫の盛哉容疑者（34）が6日、逮捕されました。
長濱さんは那覇市の老舗おでん店「おでん東大」の3代目店主です。豚足を揚げ焼きにした「焼きテビチ」が看板メニューで、観光客や地元住民らに愛される有名店でした。しかし今年8月、長濱さんが亡くなった後、店のシャッターが下ろされ、閉店していました。
長濱さんが亡くなる3日ほど前に会話したという取引先の従業員は、「『もうちょいだね、休み』って。『連休のために普段、頑張ってるのよ』ってずっと言ってて。本当に優しくて、面倒見もよくて。1人で切り盛りしてたので、すごく頑張り屋でまじめで…」と振り返ります。また突然の死に、近所の人は「ご病気で突然、亡くなったのかなとしか思わなかったですね」と話していました。
一方で、長濱さんを知る人は違和感を抱いていたと話し、「どういうことだろうと、あれからずっと今日まで。病気でないということはわかっているので、ずっと疑問に感じていました」と話しました。
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警察は事件と事故の両面で捜査を進めていましたが、長濱さんの死亡から約4か月が経過した6日、長濱さんの娘で無職の許田美香容疑者と夫の盛哉容疑者の逮捕に踏み切りました。
沖縄県警 刑事部長
「調査した結果、現場の状況等に不審点が認められたことから殺人事件と断定し、本日、被疑者男女2名を逮捕」
お盆休み期間中だった発見当時、長濱さんは店が入る建物の2階で倒れていて、首にはひものようなもので絞められた痕があったといいます。警察は現場の状況から、「自殺に見せかけるため何者かが現場を偽装した」と判断し、防犯カメラや通話記録などから娘夫婦に絞り込んでいったということです。
長濱さんを知る人からは「親子にトラブルがあったようには見えなかった」という声も聞かれました。
長濱さんを知る人
「娘さん夫婦と孫と写真に写ったのとか、『孫できたよ。こんなかわいいよ』って見せてくれたけど」
「親子のトラブルどころか（長濱さんが）自慢しているから、トラブルは全然聞こえてこなかったです。信じられないですね」
警察は、2人の認否を明らかにしていません。
(2022年12月6日放送「news zero」より）
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