【卑劣】宙づり・刃物で脅し、暴言…全職員に“口外しない”「誓約書」書かせた疑惑も…
静岡・裾野市の保育園で、保育士らが1歳の園児に対し、宙づりにしたり、刃物を見せて脅したりするなど“虐待”していたことが分かりました。市によると、園は今年6月から8月上旬までの間に少なくとも15の“虐待”があったことを認めたといいます。さらに、園が全職員に“虐待”について口外しない旨の誓約書を書かせたという疑惑も浮上しています。
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静岡・裾野市の会見で明らかになったのは、あまりに衝撃的な“虐待”の数々でした。
市の担当者
「園児を宙づりにした後、真っ暗な排せつ室に放置。園児に対しカッターナイフを見せ脅す。手足口病の症状のある園児のお尻を無理やり他の園児に触らせる」
これらはすべて、1歳の子供に行われたものです。
静岡・裾野市にある私立「さくら保育園」。30代の女性保育士3人は、まだ言葉も話せず抵抗できない1歳を相手に、言葉をのむほどの“虐待”を行ったとされています。
市の担当者
「『ブス』『デブ』等、暴言を浴びせる。寝かせつけた園児に対し、『ご臨終です』と何度も発言。園児を怒鳴りつけ頬をつねる…」
市によると、園は今年6月から8月上旬までの間に少なくとも15の“虐待”があったことを認めたといいます。
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“虐待”は園の保育士の通報により発覚しました。
子供を通わせる保護者
「本当にびっくり、びっくり…驚きでした。子供のためを一番に考えてくれて、すごい評判はいい保育園だと思うんですけど」
“虐待”発覚後、園長が取材に応じました。
さくら保育園 櫻井利彦園長
「もう謝罪しか…謝罪の言葉しかないです。今までの経緯と、どうしてこのようなことが起こったのかという原因…そういう会見にしたいと思っています」
このように話し、29日に保護者説明会が開かれました。
さくら保育園 櫻井利彦園長
「深くおわび申し上げます、誠にすみませんでした」
冒頭で報道陣は退出になりました。終了後、保護者に話を聞きました。
子供を通わせる保護者
「正直、納得しないですね。（保育園側の）全部の答えが曖昧だったので」
当事者の女性保育士らは会見に出席せず、誰の子供が被害に遭ったのかも説明がなかったといいます。
子供を通わせる保護者
「園長の口から出たのは、『反応が面白い子にやってしまった』と」
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園長は――
さくら保育園 櫻井利彦園長
「まぁ、僕の…すみません、答えがよく…できなかったというのはあるんですけど、当事者が来て謝罪するのは当然だろうということで、本来であればすぐ…発覚した段階で謝罪すべきだったと。申し訳ございません」
――園長が（虐待を）把握したのは？
さくら保育園 櫻井利彦園長
「僕が聞いたのは8月1日」
園長は“虐待”が行われていた8月上旬には、すでに把握していたといいますが、“ある疑惑”も浮上しています。30日に開かれた市の会見では…
市の担当者
「（園が）不祥事について口外しない旨の誓約書を書かせたということを聞きまして」
市によると、園は全職員に“虐待”の隠蔽（いんぺい）とも思える誓約書を書かせたといいます。
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今後、静岡県と裾野市は合同で園に対する特別監査を実施する方向で調整。その上で裾野市の村田悠市長は「このような（虐待の）事実が認定されたのであれば、告発を検討してまいりたい。これは犯罪ですから」と述べ、刑事告発も辞さない考えを示しています。
（2022年11月30日放送「news every.」より）
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