【アメリカ・中間選挙】“最後の訴え” トランプ氏「15日に重要な発表を行う」 “不人気”バイデン大統領も夫人と登壇し…
アメリカの中間選挙は日本時間の8日午後7時から投票が始まります。トランプ前大統領が次の大統領選へ出馬を示唆する中、選挙結果はトランプ氏の今後の影響力に直結する見通しで、異例の注目の高さとなっています。
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7日、オハイオ州のトランプ大統領の演説会場では、トランプ前大統領の到着の6時間前には既に大勢の人が集まっていました。
トランプ氏支持者
「昨日の午後1時からここで待っているよ。俺たちはみな愛国者なんだ」
会場では大統領選への出馬を望むグッズも販売され、さながらフェスのような盛り上がりでした。そして日没後、トランプ氏が専用機「トランプフォース・ワン」で到着しました。
観衆
「USA! USA! USA!」
共和党 トランプ前大統領
「フェイクニュースの人たちも、この大観衆を伝えてくれればいいんだが」
この日は投票を翌日に控えた選挙戦の最終日です。“歴史的なインフレを止められない”として、バイデン大統領の民主党をこきおろしました。
共和党 トランプ前大統領
「アメリカを衰退させたいなら、過激左翼で頭がおかしい民主党に投票すればいい。この国の破壊を止め、アメリカンドリームを守りたいなら、共和党に投票しなければならない！」
さらに、演説の終盤では、意味深な発言もありました。
共和党 トランプ前大統領
「（中間選挙は）救国の選挙となるだろう。私は今月15日､フロリダ州の自宅で非常に重要な発表を行う予定だ」
トランプ氏はこれまでも、2024年の大統領選への出馬を示唆してきました。言及した15日に正式に出馬を表明する可能性があります。
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一方、与党・民主党のバイデン大統領が最後の演説会場に選んだメリーランド州の大学には、多くの若者が集まりました。
記者
「バイデン大統領が会場に入ってきました。中間選挙に向けた最後の訴え。大歓声に応えています。笑顔も見られています」
民主党は、不人気の大統領の露出を控える“バイデン隠し”の選挙戦略をとってきましたが、最終日はジル夫人とともに登壇しました。
民主党 バイデン大統領
「今回、共和党には300人以上の“選挙否定派”が立候補している。彼らの選挙に対する見方は2つしかない。勝利したか、不正が行われたかだ」
バイデン大統領は、選挙で負けた場合、結果を受け入れないことを示唆しているトランプ氏支持の「選挙否定派」の候補者らを厳しく批判しました。
民主党の支持者
「トランプ氏は民主党の最大の資産です。彼が出れば､民主党に投票する人が増えるからね」
「まずトランプ氏は刑務所に入るべきです。十分な証拠があります」
世論調査では、野党・共和党が議会下院の多数派を奪還する勢いを維持する一方、上院は与党・民主党と共和党が接戦になっています。選挙結果は大統領選への出馬に意欲を見せるトランプ氏の今後の影響力に直結する見通しで、共和党が上院の多数派を奪還するかどうかが最大の焦点です。
演説を終え、ホワイトハウスに戻ったバイデン大統領は「いい感じだ。楽観的だよ。私はいつも楽観的なんだが」と述べました。しかし、民主党の苦戦が伝えられている議会下院での獲得議席については、「上院は勝てると思っている。下院はより厳しいと思う」と本音も漏らしました。
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投票は、日本時間8日午後7時から東部の州から順次開始され、日本時間9日午前、開票が始まります。
（2022年11月8日放送「news every.」より）
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