バイデン・トランプ両氏が激戦州で応援演説(2022年11月6日)
アメリカの中間選挙まで残すところ、あと2日です。民主党と共和党が拮抗（きっこう）する激戦州にバイデン大統領とトランプ前大統領がそれぞれ応援に入り、支持を訴えました。
バイデン大統領：「選挙の結果を作る力は、あなた方の手中にある。その力を使って2年前にドナルド・トランプを前大統領にしただけでなく、敗北した大統領にしたのです」
バイデン大統領は5日、民主党支持層に根強い人気を持つオバマ元大統領とともに激戦州ペンシルべニア州で応援演説に臨みました。
記録的なインフレという逆風を受けて、民主党の苦境が浮き彫りになるなか、雇用の回復など政権の実績をアピールしました。
トランプ前大統領：「インフレによって一般家庭では毎月800ドルを負担している。めでたいことだ。一体、誰が奴ら（民主党）に投票したんだ？何をやっているんだ」
同じくペンシルベニア州で集会を開いたトランプ氏は「民主党がこの国を破壊している」と持論を展開し、バイデン政権を非難しました。
次の大統領選挙への出馬について明言しませんでしたが、自身が共和党内の他のライバルやバイデン大統領よりも次期大統領候補として多くの支持を得ているとする世論調査を紹介するなど、すでに大統領選を見据えたアピールを始めています。
中間選挙は8日に投票が行われ、世論調査では下院は野党・共和党が優勢なものの、上院はどちらが多数を握るか予断を許さない情勢が続いています。 （C） CABLE NEWS NETWORK 2022
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