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『大地を見上げる映画祭』…巨大な一枚岩に映し出された“町の魅力を詰め込んだ映像”(2022年11月2日)
和歌山県の古座川町で、お~きなイベントが開かれました。
幾重にも重なる熊野の山々、その中に巨大な岩が現れます。国が指定する天然記念物・古座川の「一枚岩」です。高さ100m、横幅は500m。1億4000万年前の地殻変動によって形作られたといわれています。
この岩の目の前にある道の駅「一枚岩」の代表の田堀穣也さん(35)は、この秋にここでしかできないイベントを企画していました。
(田堀穣也さん)
「ここですね、ここにプロジェクターを置いて映します。映画館よりおっきいんじゃないですかね」
巨大な一枚岩をスクリーンに見立てる、その名も『大地を見上げる映画祭』です。
(田堀穣也さん)
「この町の魅力とか世の中にまだ知られていないし、住んでいる自分たちもその価値というのを最大限に活かし切れていないなと思っていて」
紀伊半島の南部に位置する古座川町は県内一の高齢化率で、2019年現在で人口の55.3%が65歳以上です。実は田堀さんが生まれた36年前から数年間、まだ町に若い人が多かったころ、一枚岩での映画祭は開かれていました。
(田堀穣也さん)
「僕らはそのころ子どもやったので、おもしろい町やし、なんかやっているなという感じでしたけど。その背中を見てきているのが、僕らが今なんかやろうと思う種まきをしてもらっていたんかなと」
そして迎えた10月29日の本番。
(田堀穣也さん)
「まさかこんな快晴になるとは思っていなかったので、いよいよできるなと思ってワクワクしています!」
地元・和歌山や大阪などからお客さんが続々と集まってきました。
(訪れた人)
「本来の楽しみ方とは違う楽しみ方ができるのはすごく魅力的やなと思います」
「川では(映画)見たことがない」
「こんなきれいな場所では、屋外では見たことないです」
スタッフの中には30年前の映画祭を主催していた先輩の姿もありました。
(映画祭の先輩)
「我々の発想の時は『ちょうちん』やんか。ちょうちんでほんまの屋台という雰囲気やったけど、『マルシェ』になってるやろ、だからおしゃれな感覚が出とるよね。時代を感じるわ」
一枚岩に影が伸び、いよいよ上映開始です、が…。
(アナウンスをする田堀穣也さん)
「会場のみなさま、現在、機材トラブルにより動画が止まっております。少々お待ちください」
まさかの機材トラブル!そして…。
(田堀穣也さん)
「きたきた!あとはこいつが止まらんかったらいいだけ」
映し出されたのは地元の若手スタッフを中心に制作した町の魅力を詰め込んだ映像。訪れた約600人が大地を見上げて魅了されました。
(田堀穣也さん)
「古座川町の一つのイベントとなれるように、未来でも継続していきたいと思っています」
一枚岩に映し出された新たな記憶は、次の世代へと受け継がれていきます。
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