出口見通せない異例の円安 ハロウィーンイベント中の商店街でも異変｜TBS NEWS DIG
ハロウィーンの催しが行われている街中にも円安の影響が出ています。
羽田空港にほど近い東京・大田区にある蒲田西口商店街。きょうから明日にかけてハロウィーンの“仮装大会”などのイベントが行われています。
上村彩子キャスター
「ハロウィーンのイベントに参加するためにずらーっと列ができています」
ハロウィーン仮装の子どもたち
「（Q.ハロウィーンをみんなで楽しむのはどうですか？）楽しい。（Q.きょうはこれからみんなで何をしに行くんですか？）スタンプラリー」
コロナ禍で、この商店街ではイベントの開催は3年ぶり。参加者に商店街を巡ってもらおうと、各所にスタンプコーナーを設置して人の流れを作る工夫がされていました。
しかし、店の人から聞かれたのは、円安を嘆く声です。
「値下げ」の値札が目立つ、こちらのカバン店では…。
イナバかばん店 棚橋正博さん
「すぐに値上げするわけにはいかない。人は多いが買ってもらえない。円安の影響も大きい。（Q.政府・行政に期待することは？）景気対策をやってもらいたい」
こちらのアパレル店では冬物の卸し売り価格が上がり、店頭の価格も上げざるを得ないといいます。
鎌倉帽子屋 須山正寿さん
「メーカーによっては1割から2割上がっている。ずっと円安が続いているので、先を見越して燃料費も上がっている。それを見越しての値段だと思う」
身を削っているのは商店だけでなく、消費者も同じです。
「（Q.子ども服の値段も上がっている？）（子ども服を）揃えているけど、高いから大き目のサイズを買って何年も着せている」
「スニーカーが高くなった」
「服は回してもらって、お下がりで」
「週5回外食行っているのが週3回になったり…」
「そんなに行ってるの？」
「お昼ご飯ね」
「（Q.何かお子さんのものとかで感じているものはありますか？）値段が上がっている。安く買えなくなってきた。セール時期に次のシーズンのものを買ったりしている」
出口が全く見通せない異例の円安。影響はすでに街の至る所に出ています。
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