120平方メートル・3LDKで約1億2千万円 中国で高級住宅を買う若き富裕層が求めるもの|TBS NEWS DIG

120平方メートル・3LDKで約1億2千万円 中国で高級住宅を買う若き富裕層が求めるもの|TBS NEWS DIG

120平方メートル・3LDKで約1億2千万円 中国で高級住宅を買う若き富裕層が求めるもの|TBS NEWS DIG

今、中国・北京近郊にある高級住宅の売れ行きが好調です。買っているのは富裕層の若者。彼らが求める「夢の街」とは?

北京から、車でおよそ3時間。到着したのは不動産開発会社によってつくられた街「阿那亜(あなや)」です。

住宅エリアに商業施設、美術館のほか、日本の建築家が設計に関わったホテルもあり、ヨーロッパを思わせる白を基調にした街並みが特徴的です。

「あなや」という名前の由来は「静寂の場所、本当の自分を見つける場所」という意味のサンスクリット語から。

記者
「こちらは建設中の高級マンションなのですけれども、売りは、毎日こうして海を眺められる景色です」

この日は、あいにくの天気でしたが、一面のガラス窓からの眺望が売りのこの部屋。120平方メートルの3LDKで価格はおよそ1億2千万円です。キッチンや照明などの設備には、日本製が使われています。

パナソニック担当者
「若い人たちがここに家を買のはトレンドになっています」

5年前の調査ですでに資産が2000万円から1億円の富裕層が、2100万人いた中国。しかもそのうちの半数近くが80年代生まれです。

こうした若い富裕層に人気の「阿那亜」。買った理由を聞いてみました。

「阿那亜」住宅購入者
「とても過ごしやすいので、ここを選びました」

不動産関連の企業に勤める38歳の男性。年収は日本円で1000万円ほど、中国都市部の平均的なサラリーマンのおよそ5倍です。

2017年におよそ5000万円の部屋を購入しました。

部屋を購入した男性
「住んでからだんだん地域にも溶け込めて、新たな満足感が得られています」

およそ6000万円の部屋を両親に購入してもらったという、こちらの23歳の大学院生も。

両親に部屋を購入してもらった大学院生
「阿那亜は自然と交わる空間を与えてくれるので、とても落ち着けるのです」

彼らが求めていたのは静かさや、心の安らぎです。

一方、3年前におよそ4000万円の部屋を購入した28歳の男性が求めたのは、「生活の質の良さ」です。

購入者28歳男性
「阿那亜は、本来の生活を追い求め、生活の質の良さと必要なものがそろっています」

去年、中国のコンサルティング会社が若者を対象に行った調査で、物を買う際に重視するのは「生活の質を高めるため」と答える人が最も多くなっています。

心の安らぎに、質のよさ。

「阿那亜」の暮らしからは、中国の豊かな若者たちが今、求めているものが浮かび上がってきます。

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