【代表質問2日目】“苦し紛れの言い訳にも程がある” 山際経済再生相の発言巡り
国会では6日も、岸田首相に対する各党の代表質問が行われました。野党側は山際経済再生担当相の過去の発言を批判し、あらためて更迭を求めました。
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岸田首相に対して各党が行う代表質問で、野党側のターゲットになったのが山際経済再生担当相です。
立憲民主党 田名部参院幹事長
「今回の統一教会との関係で、山際大臣の対応については大いに問題があるのではないですか」
立憲民主党の田名部議員が指摘したのは、9月3日の山際大臣の発言です。
山際経済再生担当相(3日)
「その代表の方に、どこかでお会いした記憶があったんです。私自身の事務所に記録が残っていないものですから」
「世界平和統一家庭連合」いわゆる“統一教会”の韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁と会っていたことを初めて明かした際に、記憶はあったが、記録がなかったと釈明しました。
立憲民主党 田名部参院幹事長
「記憶はあったが、記録がないから報告しなかったという、そんなとぼけた話がありますか。この問題の重要性を全く認識しておらず、被害者の苦しみを何とも思ってないとしか思えません。総理、山際大臣のこうしたバレなければ良いと思っているかのような対応について、どのように思われるんでしょうか。説明は十分だと納得しておられますか。お答えください」
岸田首相
「山際大臣については、これまでの反省に立って、今後は一切関係を持たないと述べていると承知をしております。理解が得られていないというのであるならば、引き続き政治家として自らの責任において説明を尽くす必要があると考えております」
山際経済再生担当相への追及は、過去の発言についても行われました。今年7月に行われた参議院選挙の際、山際経済再生担当相は「野党の人から来る話は、我々政府は何一つ聞かない」などと発言。その後の会見で、「誤解を招くような発言になったということでございまして」と釈明していました。
立憲民主党 田名部参院幹事長
「さすがに、苦し紛れの言い訳にも程があるんじゃないですか。あくまでも、聞いた側の誤解とお考えなのですか」
山際経済再生担当相
「地域の候補者の方がその地域の方々からしっかりご意見を賜りながら、それを国政に反映させていただきたい。その思いを強調する文脈の中で、その趣旨について誤解を招くような発言がありました」
立憲民主党 田名部参院幹事長
「聞く力のある総理、聞かない大臣にはお辞めになっていただくべき」
山際経済再生担当相を更迭するよう求められた岸田首相は、更迭の要求には直接答えず、これまでと同じ答弁を繰り返しました。
岸田首相
「山際大臣は発言には慎重を期し、丁寧に発信していく旨、発言したと報告を受けております。岸田内閣としては、引き続き国民の皆様の厳しい声にも真摯(しんし)に謙虚に丁寧に向き合っていくことをお誓い申し上げます」
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いわゆる“統一教会”との関係をめぐっては、細田衆議院議長も追及を受けていますが、7日午前に追加の調査結果を与野党に示すことがわかりました。議長公邸で細田議長が議院運営委員会の山口委員長らに直接、説明するということです。
(2022年10月6日放送「news every.」より)
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