【旧江戸川に”女児遺体”】死因は「溺死の可能性」不明女児との関連は
4日に千葉県市川市の旧江戸川で見つかった女の子の遺体について、警察は5日、司法解剖を行いました。司法解剖の結果、死因について、「溺死の可能性がある」ことが分かりました。
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記者（5日午前）
「午前10時15分です。きょうも江戸川の河川敷では警察の捜索が続いています」
9月23日から行方が分からなくなっている千葉県松戸市の小学1年生、南朝芽さん（7）。行方不明になってから5日で13日目になります。警察は5日も120人態勢で捜索を続けています。
旧江戸川では4日午後0時半過ぎ、女の子の遺体が見つかりました。捜査関係者によりますと、身長は1メートルほどで、朝芽さんのものとよく似た半袖シャツに半ズボンを着ていて、髪形も似ていたということです。
◇朝芽さんとの関連は？
当時、薄いピンクの半袖Tシャツに青色の半ズボンを履いていた朝芽さん。
警察によりますと、朝芽さんが母親と待ち合わせた公園に向かうため自宅を出たのは、9月23日の午前11時半ごろです。
記者（千葉・松戸市）
「朝芽さんは1人でこの公園に向かったとされています。5分ほど遅れて母親が自宅から追いかけたところ、公園に朝芽さんの姿はなかったということです」
2人は公園で合流する予定でしたが、母親が5分後に公園に行ったところ、朝芽さんの姿はなかったといいます。
朝芽さんが家を出てからおよそ40分後の正午過ぎ、待ち合わせ場所の公園から900メートルほど離れた場所では、朝芽さんがキックスケーターに乗って、すぐ近くの公園の方に1人で向かう様子が防犯カメラにとらえられていました。
その公園ではおよそ4時間後、乗っていたキックスケーターが発見されています。さらに、およそ300メートル離れた河川敷で靴下と靴が、およそ1キロ下流にある取水口では朝芽さんの帽子が見つかっています。
今回、女の子の遺体は、朝芽さんの帽子などが見つかった場所から直線でおよそ14キロ離れた場所で発見されています。
そして、5日に司法解剖が行われ、警察は「死因は溺死の可能性がある」と発表しました。また、推定年齢は7歳前後で、身長はおよそ117センチ、死亡してから1週間から2週間程度経過と推測されるとしています。
また、骨折など明らかな外傷は確認できていないということで、事件と事故の両面で捜査するとしています。
一方で身元の確認には至っていません。
元埼玉県警科捜研の雨宮さんは、明らかな外傷がないことについて…
元埼玉県警科捜研 法科学研究センター・雨宮正欣所長
「高いところか、何かから落ちて外傷を負った後に溺死したとか、外で危害が加えられて、その後に水に入れられたという可能性が極めて低い」
警察は朝芽さんとの関連について、今後、DNA型鑑定などで引き続き調べることにしています。
(2022年10月5日放送「news every.」より)
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