ゼレンスキー大統領“併合は無効”法令に署名「プーチン氏との交渉は不可能」 バイデン大統領は約900億円の軍事支援表明｜TBS NEWS DIG
ロシアがウクライナの4つの州について、併合に関する法整備をロシア国内で一方的に進めましたが、ゼレンスキー大統領は併合は無効だとする法令に署名したと明らかにしました。
ウクライナ ゼレンスキー大統領
「ロシアが我々の領土を奪おうとする、いかなる決定も価値のないものだ」
ゼレンスキー大統領は4日に公開した動画のなかでこのように話し、ロシアによるウクライナの領土の併合は無効だとする法令に署名したと発表しました。
また、ウクライナ大統領府は4日、ロシアによる一方的な併合の動きを受け、ゼレンスキー大統領がプーチン大統領との交渉は不可能だとする法令にも署名したと発表しています。
そのウクライナは反転攻勢を続けているとして、4州のうちの1つ、南部ヘルソン州にある集落を解放したとする映像を連日公開しています。
「ウクライナの旗だ！ウクライナに栄光あれ！」
ゼレンスキー大統領も、4つの州のうち「今週だけで数十もの集落がすでに解放された」とアピールしました。
こうしたなか、ロシアが併合に関する動きを一方的に進めて以降、初めてアメリカとウクライナの首脳による電話会談が行われました。
バイデン大統領はロシアによる一方的な併合は「決して認めない」と強調したうえで、ロシアの併合を支持する国や団体、個人に「厳しい代償を支払わせる」として、制裁を科す用意があるとの考えを示しました。
また、バイデン氏はウクライナに対し、高機動ロケット砲システム「ハイマース」4基など、6億2500万ドル=およそ900億円の新たな軍事支援を行う考えも表明しました。
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